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「・・・。」が示す相手の大切なメッセージ
以前、ある方と話していた時に、こんなことをおっしゃってました。
人って酔うと、その人の本質が見えることってない?
たいていの人が、よく話すでしょ。そして、ついポロッと本音が漏れたりする。
人って本来は「話したいし、聞いてもらいたい」生き物なのかもしれないね。
酔った時に「よーし、今日は話を聞くぞ!聞きたい!」って人、なかなかいないでしょ?
だからやっぱり、「聞くこと」は、難しいんだろうね。
この話に深く頷いてしまいました。
わたしも子供の頃に、ふと気がついて驚いたことがあったんです。
それは、家族で話をしていた時のこと。
気づいたら、両親も、わたしも、妹も。
みんな、それぞれ自分の話ばかりをしている。
一見、みんなで同じテーマで会話をしているように見えても、
誰も、相手の話に「応答」してなくて、それぞれが勝手に、話したいことを話してるだけ、という状態だったんですね。
でも、なんとなく、全体としては成り立ってる。
うちの家族のコミュニケーションって、なんかすげぇ〜ぞっ!って、心の中で笑ってしまった記憶があります。
聞くことは、とても深いですよね。
もっというと、
「聞く」ことはできても
「聴く」ことは、なかなかにハードルが高いです。
例えば、会話の中で、こちらが投げかけた質問に対して、
相手が
「・・・。」
と、言葉を返してこなかったとします。
でも、この「・・・。」も、相手の大切なメッセージなんですよね。
これを、ちゃんと「聴く」ことができるか。
どうすると「聴く」ことができるのか?
先日開催した、この「聴く」をテーマにしたイベントでは、参加者の皆さんと、聴くことの深さについて考え、体験し、お互いの気づきから、さらに理解を深めていただく。
そんな素敵な時間をご一緒させていただきました。
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参加くださった方から、こんなコメントがありました。
特に思春期の子どもとの対話においては、揺れ動いているからこそ事実と今の価値観を聴き取る事が大事なのに、できてないと気づきました。
日頃、いかに自分が聞きたいように、相手の話を聞いてしまっているのか、ということを知って、愕然としました。
みなさん、それぞれの気づきや、コメントに、わたしも深く納得&共感しましたよ。
さて、冒頭に触れた、相手が酔わなくても、日頃から自由に本音を話せる相手になるためには。
相手に対して自分もオープンでいること(こちらも相手に遠慮せずに気持ちをちゃんと伝えること)
相手に集中すること(相手に興味関心を持つこと)
ここが大切なんだろうな、と思いますし、自分もそうありたいな、と思います。
<告知>
次回のワークショップは9月に開催します。ワークショップのテーマは「問いかける力」です。
以下のグループをフォローいただくと、ワークショップに関する情報が届きますので、ぜひご登録をよろしくお願いします☆
☆感謝☆
そして、もう一つお伝えしたいことがあります。
今回、イベントを開催するにあたり、事務局としてイベント運営や集客等で多大なるサポートをしてくれた友人がいます。
何か、ことを起こす時に。このような応援者の存在は、何よりも力になると心から感じました。
いろいろなフリーランスの方や、サービスの支援を得意とする彼女のnoteも、ぜひ覗いてみてくださいね☆