60歳の経営者と高校生との対話を通じて感じたこと
何かしらのサービスや事業を始める際に、
押さえておきたいことの一つに
誰を対象にするか?
というものがあると思います。
わたしも、現在行っているセッション(キャリアコンサルティングやコーチング)を、特にどんな方に向けて行いたいのか、以前、時間をかけて整理をしたことがあります。
その時点では、「働く女性(年齢で言うと35歳くらい)」を対象にしました。
かつて、わたし自身が、キャリアの選択、生き方を見つめ直すために立ち止まった時期がまさにそのあたりの年齢だったからです。
でも。
今、実際にわたしがセッションをさせていただく方の多くは、
まったくと言っていいほど、その対象とはかけ離れています笑
あんなに一生懸命に描いた「ペルソナ設定」も何処へやら。
直近セッションをさせていただいた方は、
60歳近くの男性経営者。
そして、
高校2年生の少年。
とても、幅広です。
設定したペルソナとだいぶかけ離れてます笑
そして気づいたことがあります。
それは、誰に対しても、わたしが向き合うスタンスはまったく変わらない、ということ。
また。
60歳近くの経営者の方、そして高校2年生の少年。
どちらにも共通していることが、
わたしと対話をしているようで、
実は、ご自身と深い対話をされている。
ということです。
そして、お話しする中で、
何を大切にしているのか?
何を恐れているのか?
悩みの根本はどこからきているのか?
本当は何を手にしたいのか?
どんどん、どんどん、お話しされるんです。
そして、気づいて、感じて、最後は何かを見出して。
それを見ていて、つくづく、
人には「対話」が必要なんだな、と思うんですね。
では、わたし自身は、対話をする際、どんなことを意識しているかな?
と改めて考えてみた時に、次のようなことが浮かびました。
相手を100%受け入れる
相手のプライドを傷つけるようなこと、存在否定をするようなことはダメ、絶対!感情が揺れうごいたら、逃さずつかまえて、お伝えする
例えば、「怖いんです」と相手が漏らしたら。
「ん?怖い? 何が怖いんですか?」と、お返しします。
感情はなかなか言語化されない、したとしても本当に、気付きにくい短いフレーズだったりします。けど、その奥には、大切なその人の価値観や思想などがあるんですね。
なので、そこを捉えて、お伝えし、言葉にしてもらうことで、本人でさえも気づいてなかったことに気づいたり、と。
相手の方の内省が、どんどん深まっていきます。自分の存在はなるべく消す
先にも書いた通り、なるべくご本人が、自身と向き合ってもらうことを大切にしたいと思うので。
イメージとしては、透明人間になるような感じで、こちらからの発言などはなるべく控えて、ひたすら相手に集中して話を引き出しては、お返しし、を繰り返します。
人は、
未知の未来が怖い
失敗したくない
ものです。
でも、そこに向き合って、なんとかしようと頑張る。
その時に、相手が安心して向き合える対話相手になれることが
わたしにとってはこの上ない喜びです。
不安を手放したい
もやもやを解決したい
そんな方には、ぜひ最良の対話相手を見つけてもらいたいな、と思います。
また、あなた自身も、誰かにとっての、そういう対話相手になってあげてほしいな、とも思いますよ☆