同じものを見ていても違う世界が見えてるんだよな
子供の頃。
近所にいわゆる「幼なじみ」と呼ばれる友達がいた。
親同士も仲がよく、兄弟同然のように育った。
その中に、特に仲が良かった”よしえちゃん”という友達がいた。
ある時、幼稚園の授業の中で、お絵描きをすることになった。
園庭で、自分の好きな絵を描くという、楽しい時間。
わたしとよしえちゃんは、あれこれ相談した結果、
一緒に横に並んで、ある大木の前に腰をおろし、
その大木を絵を描くことにした。
お互いに、クレヨンで集中しながら一生懸命に描いていて。
8割方、描けたかな