真空さん子どもの言うこと鵜呑みにする
このお話しは真空キッズが3才の頃のお話しです。
真空さんは落ち着きがなく、騒がしい真空キッズに毎日追い詰められていました。わんぱく盛りですから、元気いっぱい。毎日ハラハラドキドキの連続でした。
事件は突然に
真空さんはこの頃、真空キッズに対して、ちゃんとした意志がある人間として接していました。
言うことはハチャメチャでも、受け入れ考える。そうすることでなんとか育児をこなしていたんです。
ある日、真空さんは真空キッズの大好きな牛乳を買い忘れました。
「おや、牛乳ないから明日の朝は我慢しようね」
案の定、真空キッズは大泣きです。
「じゃあ、一緒に買いに行こう?そしたら牛乳飲めるよ?」
だいたいはこんな譲歩で納得してくれるのですが……このときは。
「行かない。お母ちゃん行ってきて」
「?ひとりだよ?」
「お留守番できるもん」
真空さん、何度も誘っても頑として聞き入れない真空キッズに困り果ててしまいました。そして、3才の言うことを鵜呑みにして買い物に出掛けまったのです。
牛乳を買って帰宅すると近所のおじちゃんおばちゃんが騒然としてた
なにやら家のまわりが騒がしい……。悲鳴のようなけたたましい泣き声と大人の慌てる声……。
どうやら真空さんが家を出る直後追いかけようとして追いかけられずパニックになった真空キッズは大声で泣きながら、窓から飛び出そうとしていたようです。
激しい泣き声と異様な様子に近所の人が真空キッズをなだめる始末……。
3才の子どもの言うこと間に受けちゃダメよ
真空さんは近所のおじちゃんおばちゃんに助けられました。危うく、真空キッズ大怪我やそれ以上の事態になってしまっていたのかもしれません。
10分は長い
小さな子どもには、たった数分でも長いものです。親としてはただ、質問しただけのことでも、子どもにとっては大喧嘩して怒って出ていったととらえることもありえます。
そしたら、数分でも不安は増大。パニックになることもありえるのです。
近所さんは大切
真空さんは出産前後から、近所の人に支えられています。軒先でのおしゃべりややり取りにもだいぶ慣れました。
真空キッズも近所のおじちゃんおばちゃんのお顔は覚えています。
いつの時代も、優しい人たちに見守られて子どもは成長するのだと感じました。
真空さんその後どうしてるの?
あの日から真空キッズがお留守番するってだだっ子になったら、こう聞いています。
「長くなっても窓から出ない?」
真空キッズはしばらく考えて
「出たくなるかもしれない」
と、遊びを中断して付いてきてくれます(笑)