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世界はひとつだけど独りじゃない

この記事は真空さんが、ミルクを飲んでくれない真空ベビーに悩まされて途方にくれていたときの話です。

真空さんはへその緒で繋がっていた我が子が、ミルクをのまなかったことで自分以外の他人を強く意識することになりました。

なに言ってんだ?そう思われたかもしれませんね。

実は真空さん、子どもの頃からうすらぼんやりと世界はひとつ。みんなの考えもひとつ。

みんな同じ目標に向かって、頑張っているのだと思っていました。

何か怪しい(  ¬ ω ¬  )宗教臭い感じですが、他人と自分、家族と自分の区別があまりついていませんでした。

だから、お腹が空いても飲まない真空ベビーの様子をみて初めて、理解できない他人と遭遇したのです。

そして、他人というものが得体の知らないよくわからないものへと認識されていきました。

大丈夫独りじゃない

真空さんは姑さんに産後のケアと、協力を受けなんとかこなしていました。

「あなたが娘ならもっと言いたいこというわ」

何で優しいの?って聞いたときのお義母さんの言葉です。他人だから、遠慮や、かける言葉が違う。真空さんはこのときとっても感心したことを覚えています。

いつもありがとうございます。

なんだかお義母さんには甘えっぱなしです。

そして、小児科の先生が優しかった。

当時の真空さんは自分の特性を知りません。なぜ言われたことが理解できていないのか、判断能力が乏しいのか途方にくれていました。

「大丈夫。お母さん、子どもさんはちゃんと成長していますよ」

新生児のときの失敗や入院中の話をこれからお世話になる先生に涙ながらに話して、真空さんは、安心したことを覚えています。

真空さん、予防接種とかも理解できていないから受け付けのお姉さんに日付やメモを付けてもらってこなしていました。本当に感謝でいっぱいです。

真空さんのような、発達障がいがない場合でも、産後はお母さん自身が体の不調を抱えやすい時期でもあります。

寝不足で頭が回らない、不安で仕方がない。

みんな違う生き物だからこそ、いろんな角度から支え合うことができるのだと思いませんか?

きっと 真空さんもここで自分の話をすることで誰かの助けになったり

癒しになったりしているのでは?と思うのです。

時々思うのです。世界はひとつしかない。だから、いつの間にか独りじゃない。

コロナで孤独な今、あの頃の感謝でいっぱいです。

それではまたどこかの記事でお会いしましょう

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門田 真空【かどた まそら】
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