第34回カロム日本選手権大会 準々決勝〜準決勝
わしや。
Q. 1年以上空いてたけど、ずっと何してたんですか?
A. 仕事のストレスで休職寸前に追い込まれたり、家賃が払っていけなくなって結局実家に帰ったり、前述のストレスで会社を辞めたり、実家から静岡の浜松に引っ越してまた一人暮らしを始めたりしてました。
というわけで前回の続き、準々決勝からのお話です。
多摩の、前回大会でダブルス優勝された方との対戦でした。
ここで自分を倒してそのまま優勝されていてもおかしくないほどの方だったので、緊張の一戦です。
序盤でちょうど自分からは崩せて相手からは崩せそうに見えて崩せない陣形が奇跡的にできたのが見つかり、これを罠として残しつつここ以外で戦いを起こせば順調に藤井曲線を描けて勝ち、というところまで気付けたのが大きい1試合でした。
それもあり終始有利に進められていたように思えていましたが終盤で制限時間のルールによってこの後の進め方が大きく変わる択が発生。
この試合から小学生低学年の部以外は時間無制限になるのですが、小学生低学年の部の制限時間終了の笛が鳴ったタイミングで時間無制限なら予定通り、制限時間付きなら罠を破壊して相手よりパックを減らしてTOD、という盤面になりました。時間の説明をちゃんと聞いていたおかげで最初の作戦通りに進められてなんとか勝てました。
(相手の方が聞いてなくて「あれ、勝っちゃった」と仰られた時、何かすごい負け筋を見落としてしまっていたかとびびってしまった・・・w w)
準決勝がこちら。
お相手は第29回にシングルスで優勝された方です。
第30回で当たったのですが、その時は相手の方の2連覇を阻止しました。
Q.なんであんな入場の仕方してたんですか?
A.一般的にカロムに持たれがちな地味めなイメージを吹っ飛ばしたかったのと、会場の子供たちにカロムを楽しむ心をいつまでも忘れないでいてほしかったからです。
初手は狙いました。
後攻でかつ先攻の1ターン目によって自分の右側が大きく動いた場合以外は基本的に狙うようにしています。
自分の右奥(右利きの人がやるなら左奥)のポケット手前あたりに当てて2回反射させて相手側の方から盤面を動かす感じです。
(手前やサイドの相手の色とかでも本当は全然OKです。そんなに重要な手でもありません。)
その後の序盤はしばらく反射を使って手前に寄せ続けます。
(初手もですが、後の主戦場が自分側に近い方が盤面をコントロールしやすくなるため。)
そして相手方が先に仕掛け始めました。
これが見えるの普通にすごい。
(以後カメラから見た配置にて解説。)
その後、手前側の4連はまだどちらからも下手に触れないので、左手前のフリーになっているパックを入れながら奥の塊の右側あたりを崩しに行き、奥の大きい塊を反射で崩しながらこちらに有利な形になったタイミングで手前側を崩し始める作戦に。
手前を崩し始めた図。
どっちにしても相手からは手前の赤を入れられなかったため、この状態で後回しにしておいてもよかったかもしれません。(結局その後入れながら崩されましたが。)
入れながら崩されたターンで、代えて奥側真ん中を入れながら左奥の塊の中心側を崩して1番中心側にある赤を動かす→奥の塊で曲げながらその赤を入れられそうな盤面になったら入れる、無理そうなら右奥のパックで奥の塊を崩しにいく、みたいな流れで不利な方に転ぶ線もありそうでしたね。
その後は残った奥の塊が相手から見ても一触即発状態だったので、こちらは反射で崩れれば良し、崩れなければ相手方に触らせて間違えてもらおう、という方針でした。
右奥の青は将来的に塊が崩れた後にはぐれた赤で玉突きで入れながらその赤パックを難しいところに配置する線を考え最後の方まで残してありました。
実際崩れてからは左奥の青2つさえ残しておけばもういらないと思って普通に狙ってしまいましたが、力を入れすぎて後の災いの元に。
真ん中の赤にかすらせてどけながら右奥の青を入れられれば残りは全部入る、という勝ちルートも考えたら見つかったかもしれませんが、準決勝で実行に移すには怖すぎますね。失敗したら負けるし。
ただ後から見たら次のターンで勝ちにこられてたし、結果論にはなるけどこれが正解やったかもなぁ。
その時の失敗に救われて分かりやすく勝勢になったのはいいんですが、真ん中で失敗して結局逆転負けでした。
いつになっても悔しい負け方だ!!
なんで途中の反射で入れるやつは1秒で成功させてたのにこれは5秒ためて失敗してるんや!!
実は日本カロム協会が年5回やっていた定期トーナメントに中3の時に一度優勝したことがあるのですが、その時の決勝のお相手もこの方でした。
毎回大一番では勝ってきてたはずだったのに🤔
3位決定戦に続く!!!!