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新聞を購入した

もちろん定期契約ではなく、コンビニで一部だけ購入しました。
一番薄いやつがよかったので「千葉日報」です。

購入の動機としては研磨剤の代用品として。
プラモデルを塗装、乾燥させたあとの仕上げ剤としてコンパウンドという研磨剤を使用します。人間の目には見えない細かな傷をこれで慣らすことで輝きや触れた感覚が明らかに変わるんですね。
このコンパウンドの代用品として新聞紙の活用が有名です。黒インクが同じ作用をするんだとか。プラモ界隈だけでなくレジン原型やアクセサリーの原型師なども使うTipsです。

研磨剤の用途については、先日「ダイソーの耐水サンドペーパーと研磨剤さえあれば包丁が研げる」という動画を見たので…… サンドペーパーは入手できたもののダイソーの研磨剤は大型店舗にしか取り扱いがなく、徒歩圏内にホームセンターもなかったので新聞紙を代わりに購入したわけです。

で、ここまで前置き。
せっかく買ったので「千葉日報」を一通り読んでみたんですが、なーーーーるほどなーーーーと思った次第で、それをまとめておきます。

意外と読める

新聞って工作に使う時くらいしか買わないんですが、今回十年ぶりくらいにじっくり読んでみて「意外と読めるな」と思いました。
昔実家にあったときは誰も読んでないよなこれって思ってたんですけど。

たぶん新聞とってない今の人もこの程度の文字数なら毎日読んでるんじゃないかって気がするんですよね、インターネットで。SNSとかまとめスレとかヤフトピとかそういうので。精読せずに拾い読み程度なら全然読破可能です。
まあ買ったのが千葉日報っていう比較的ゆるめのローカル記事も多い媒体だからっていうのがあるにしても、日経新聞レベルにしたって、経営者なら少なく見ても半分くらいは余裕で読めるんじゃないかなという気はします。文字数自体はそう問題にはならないだろうなという印象。

千葉、こういうの多くて不意に遭遇してびびる

昔の父親、暇だったんだろうな

で、新聞っていえば昭和の父親が朝とか夜とか日曜日とかにずっと読んでるものって印象があるじゃないですか。その理由もなんとなくわかったんですよね。

暇なんですよ、家にいる父親。昔ってスマホがないのはもちろんだしずっとテレビ占拠してるわけにもいかないし家事もあんまり、というかほとんどやらない空気で。暇なんですよ。なんか読むものでもないと落ち着かないんですよおそらく。で、小説や漫画読んでたりテレビ見たりしてると「遊んでる」風に見られるのが、新聞読んでると「教科書に相当する難しいものを自宅でも読んでる、えらい」「社会の情報を仕入れている、すごい」っぽくなる、そういう姿勢を保てるみたいな、そういうことなんじゃ……? って思ったんですよね。

新聞が廃れてるの、スマホやゲームだけが理由じゃないわ。家事参画が当然になった共働き世代で新聞なんか読む暇も読んでる姿見せる理由もないわ。

シティーハンターがすごいでかい扱い

新聞、アナログのインターネットだった

因果が逆なのは当然理解してますが、新聞記事を流し読みしてると「これインターネットだな」と思いました。いや、ほんとに。
政治経済エンタメスポーツほんわか啓蒙漫画小説詩歌といろんなジャンルをちょっとずつきりとって網羅して毎日お届け。読んでいるときの感覚がヤフーのトップページからザッピングしている時の感覚にすごく似てたんですね。NewsPicsとかでなくヤフー。
新聞って書籍に近いもののような気がしてましたが実はインターネットのほうが近いですね、掘り下げをせずにヘッドライン的に網羅して掲載してる、という意味で。
わたしはツイッターに潜る対策として文庫本常備したり「アナログツイッター」と名付けたメモ帳を手元に置いたりしてるんですが、新聞がこんなにもインターネットだとは想定外でした。
この無害で非衝動的なニュースの束を毎日浴びられるなら、新聞、ちょっとだけ検討してもいいかもしれないとすら思いました。むろんネット断ち用です。
が、積み本の山を思い出して却下。

広告がまじでシニア向けの健康グッズばかりだった


新聞、半分くらいのサイズで薄くてもうちょっと若年層むけのやつないのかな……と思って探してたら「読売中高生新聞」というのがありました。タブロイド版、中高生向けで内容が平易だけども時事情報もあり(受験に使うため)、話題の内容が老年うけになっている新聞よりも新しい情報が多そう……とよさげなのですが週一発行で850円、うーーーーん。
あと写真で見るかぎり新聞紙でもなさそうだしなあ、うーーーーん。

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