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リーディングトラッカーを作った

先日作成した「自分操縦カード」が無双しています。

まーすごいすごい。

よくADHDは完璧主義のせいで動けないんだと言われるけど、本当にそうなのか? と一石を投じたい(とっくにそういうアレは出てるだろうけど)。

完璧主義じゃなくて、行動の取捨選択、編集、優先順位の設定が下手なだけなのではないかな。

なんというか、いちばんやるべき土台のことができてないといつでもなにかをやりかけてたりできてなかったり忘れてたりっていう意識があるんだろうな、とか。

あのカードなしだと、たとえば起きて服を着ながら「このあとパジャマを洗濯機もってって今日はゴミの日だからまとめてその前に猫にごはんそ」みたいなのをぐるぐる考え続けることになって、それってまさに「SINGLE TASK」でいう、今のタスク以外のことに気を取られて完成度が下がってる状態なんですよね。

なんというかこの、優先度があれなの、多動傾向の人が手芸やプラモをやりこむのと同じ根源のような……(みんな部屋が荒れがちで、部屋を片付けるよりも作れば完結するものにのめるこむというか)(私も含めて)

判断が多いと選択をやめる、というのは心理学用語で「意思決定の麻痺(ディシジョン・パラリシス)」というそうです。有名なのはジャム売り場の実験。6種類だけ置いた売り場と24種類置いた売り場では、24種類のほうが全体の売上が下がるというやつ。リストは24種類の売り場なんだろうな。

で、ADHD用のライフハックがどはまりしたのでついでに以前から気になってた「リーディングトラッカー」作りました。

買ってもいいけど、とりあえず、やまほどあるクリアファイルと黒のマステを使って、スライドカッターと角丸で整えて制作。

これ何かっていうと、読書障害があったり集中力なかったりするこどもむけの読書用ツールです。なんとこれを使うと1行ずつ読むことができる。

新書でも
文庫でも

「自分操縦カード」で、文字のかたまりが苦手だな〜ということをあらためて認識したので、積んでる本の消化の助けになるといいなーと思って用意しました。もしかすると、文字を追ってるだけのつもりが、毎行ごとに「どの行を読むか」を選択している、みたいなあれが生じてる可能性がある。スクロールの文章に慣れすぎて。

うちにあるのは透明のやつなんですけど、人によってうっすら色がついてるほうがいいとかラインが引いてあるだけのものがいいとか適正があるみたいなので、一度まとめ買いしてみるのもいいかもです。

わたしはとりあえず自作のこれでしばらく試してみます。

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枚子
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