今の手帳との向き合い方(リモートワーカー)
思えば昨年の年始からシステム手帳の記事を書いており、なんとか手帳を使いこなしたいという欲求に相変わらず縛られていました。
で、「手帳を使いたい」ってどういうことかって分割すると、私はこんなかんじになります。
人に見せてドヤってできるやつ(お恥ずかしい)
そこを見ればすべきことが全部わかる
それさえあればなにもかもうまく回り出すかんじのやつ
これ1に関してが特にはまってしまいやすいやつで、それってSNSでいろんな人に見てもらいやすいしすごい人のも見やすいからなんですけど、これ、ちょっと絵心に自信がある人ほどどはまりしてしまいやすい罠だな、と思います。はい、ちょっと絵心に自信があるほうのオタクです。はい。
私はこのタイプの手帳のこと手芸手帳って呼んでて、実務でなく見た目を装飾する、「作品」を作ることが目的になってるなーと思うので、だから手芸手帳。
でもって2に関してが本当にいわゆる「手帳」に求められるやつで、3に関してはちょっと夢見すぎかもしれない。いや、そういう手帳を得ることはできるだろうけれど、そういう手帳って魔法のように出現するわけではなく日々の試行錯誤と思考で作り上げていくものなので、それを得ているときにはそういう手帳なくてもそういうことができているのかもしれない的な気もする。
そんなこんなを経て、今の私の手帳の使い方など、あくまで今、現時点での使い方についてなど。
タスクとスケジュールを、手帳2冊で
いろんな手帳入門本などは「ビジネスもプライベートも一冊にしろ」っていうんですけど、確かに全部が一冊に詰まってるってすごいかっこいいんですけど、でもそれ、たぶん、移動が多い営業職だったり管理職だったり、そうでなくても職場と自宅が分かれてる人間向けの考えなのでは? と思ってます。
仕事場や客先、自宅がばらばらのビジネスマンなら、同じ手帳に書き込んでおかないと家族の誕生日やクリーニングの予定などは忘れてしまうでしょう。場所によって「役割の時間」が分割されているんだから。
でも、業務のコーディングもプライベートで見るニコニコ動画も同じモニターだし業務時間も終業後も同じ椅子に座ってる人が全部を同じ手帳に書くのは逆に危険では、と思うんですよね。業務中、なんか手が空いてるときにちょっとした買い物のタスクが目に入ればそりゃやってしまう、こともある(小声)。
なので逆にリモートワーカーは業務のことは業務の手帳にだけ書く、プライベートの用事はプライベートにだけ書く、これでいいのではと思ってます。外に出る人と違って複数冊になったって全部持ち歩くわけでもないし。
基本はこの2冊でいいと思うんですが、年明けから試験的にここに3冊目の手帳を加えてます。これは家事手帳。洗濯や家具の入れかえ、カーテン洗ったタイミングとかの家のこまごましたことはプライベート手帳に書きこむとそれだけでいっぱいいろんなことをやったような気になってしまうしサイクルをつかむこともできないので。
ここに美容や運動関連のあれそれを書いてもいいのかも?
それぞれの手帳に書いていいタスクは、1日三つまで
人間は直感的に把握できる数って「3」が限界らしいです。1、2、3、たくさん。数字という概念を持っていないと4以上は認識できないとか。
だからというわけでもないですが、なんか手帳っていっぱいいろいろ書きたくなってしまいますが、業務手帳でもプライベート手帳でも、「その日にやる」ことは最大3つ、4つ目以降は他の日にふりわけておく、という形にしています。
なんとなく、3つだけ書いた日なら3つできる打率が6、7割くらいではある気がする(もっと増やしたい)。
で、その3つは「できそうな3つ」にそこそこ分割します。これも大事。
書類を出す、なら、「書類の出し方について調べてまとめる」「書類を用意する」「出す」の三つに分割して複数日に分けておく、みたいな。
なんか1日でできそうな気がしていまうけどそうやって「書類を出す」だけにするからかったるくなっていつまでも塩漬けタスクになってしまう……
あと案外こうやって分割するとその日のうちに全部終わったりもする。
2冊ともフォーマットは週間レフト、そして実際の管理と運用
です。バーチカルは時間の枠が逆に煩わしくてできない、デイリーは俯瞰できない、マンスリーだと足りない、です。
というかマンスリーの使い方が今だにうまく使えていない…簡易家計簿にでもするか?
上記の方法で「1日にできるタスクは三つまで」とすると、7日間で21個になるわけです。
まずは週間ページの右側の白紙に「今週やりたいこと」をざくざく箇条書きで書き出し、左側のページで様子を見ながらやれそうな日に転記していきます。転記が済んだ右側の項目頭には「→(転記済み)」を書く。
こうやって「今週すべきこと」が毎日のページに埋まった状態になります。
あとは毎日、そのタスクをやったらマイルドライナーのライトグレーで消し込んでいくだけ。
こうやっていくと「月曜日の今日はこれをやらなきゃいけないけどなんか気乗りしないから水曜日のこれ先にやっちゃおう」みたいな脱線をしても後日回収可能だし、一週間かけて細かい進捗を得ていくことができます。週末にだいたい終わってれば(帳尻合ってれば)オッケー。週が経過していくとマイルドライナーで消えた項目が多くて達成感。
これは今のところ、今のところは「順番通りに進めていくのが苦痛」「その瞬間で目についたことをやりたい」みたいな多動傾向の私が、そこそこ衝動的にやったことでもちゃんと計画通りの範囲内にいられる、ちょうどいい方法として機能しています。あと、目前のタスクから逃げても逃げ先にもちゃんとタスクがあるというか……
そしてそのためにも業務手帳とプライベート手帳はわける必要がある。
右側のページはその週に発生した思いつきや必須買い物メモなどを書いたりもしてます。
トランプ手帳はどうしてる?
これは手帳というより「ノウハウを綴じたもの」として運用しています、今。
手帳って毎日なにかしら記入するイメージがあるんですけど、そうではなくて、編集可能でページのアップデートが可能な自分用マニュアル、みたいな。
ロルバーンのM手帳を分解してルーズリングで留めて活用中。空きページがたくさんあるのでそのままメモ帳にしたりもする。
手帳の後ろのほうのメモページって使えないじゃないですか、失敗したりあとから役に立たなくなったりで。そういう、手帳のメモページが本来持つであろう、継続して参照するし思い出す必要もあるものを綴じたファイルみたいなかんじで、手帳といえば手帳だけどもサブ手帳的な運用です。
あと買い物メモもこっち、なんだけども家事手帳に書いていったほうがいいんだろうか ううん
まとめ
今のところこんなかんじです。
これに加えて毎日の集中のためのポモドーロだったりタスクログ使ったり自分操縦手帳を作ったりしてるんですが、それはまた別途。