蝶々夫人

詩です。


朝くつひもを結ぶときは左右左右の順番で
必ず蝶が二匹連続になるようにするの
ときみは言う
一匹ずつのぼくのことをきみは
蝶がかわいそうだと思わないのかと叱る
まったく思わないのだけれどぼくは
二匹連続になるようにして
一緒に桜を見に行く春を
積み上げている



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