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伽戸ミナ
2023年12月29日 16:59
詩です。三行だけです。子どもの純粋さを笑ってしまった後悔と笑われた子どものすり傷は、地平線の夕陽が乾かしてくれます。=====================読んでいただきありがとうございます。スキやフォローもしていただけるとうれしいです。
2023年12月16日 19:37
特別に有能なわけでもないから、死ねでも消えろでも才能ないでもゴミを書くなでも言われていたら、傷つきながら怒りながら生きていられただろうけど、世界は12月12日のようにただ寒いだけだった。=====================出会っていただきありがとうございます。
2023年12月15日 17:00
最近のアニメーション映像に、人間の細胞核は真珠だって教えてもらったんだ。そしたら街の、朝の金箔夜の銀箔に気付くことができて世界が変わったんだ。大人は自分の青少年時代の青春の部分しか覚えてられないからわたしが制服をやめるのをゆるせない。わたしが制服で歩いている街は、とってもレンガ。レンガの真似をしたチェックのスカートがわたしの細胞構造になり替わろうとしているのを、見ていた。誰でもな
2023年12月12日 21:35
何度傾けても飲み干せないカップの底のコーヒー何本線を引いても詩にまとまらないスケッチブックジャガイモが洗われるように揺さぶられる部屋デスクライトに焼かれてのたうちまわる虫アメーバ剥きのみかんの皮がカサカサに冬枯れている積み上げてきたものが無に帰したように崩れた本、本、本、本日なたに置いた氷菓子のように色褪せた旧版の国語辞典棚の足に噛ませられた裂けるまで使った単語帳ふかふかの埃に埋も
2023年12月10日 21:04
右の翅がビッタリと蜘蛛の巣につかまって、 左の翅が風に煽られてゆらゆら揺れているそのゆらめきが踊り子のようでキレイだねって言ってくれるバッタもいない のっそりのっそりちかづく蜘蛛春風の甘さってどんなものだと思う?つつじみたいなものじゃない?それだと、さらっさらで水っぽすぎちゃう気がするんだよじゃあ、なのはなに近いんじゃないかな?ちょっとねばりが強いよ。あとに残るのがクドすぎるよ
2023年12月9日 21:04
ぼくが十九歳のとき、二十三歳の友だちが死んだんだ セカオワが似合う夜空のイチバン星 みたいなホクロが、彼女の口元にあってぼくはそこにバク転をするように吸いこまれたりしていたんだどこからか迷いこんできた痩せこけたタヌキが、勃起したら、それは性の目覚めだよって教えてくれた んだけど、それは土塊みたいなものだった秋、秋、深まっている秋、イチョウの絨毯爆撃から逃れ逃れのアリが忠実に神様に