2022年9月の記事一覧
【詩】一歩踏み出すときに
一歩踏み出すときに、身から落ちるタオルケ
ットは、八月に舞う枯れ葉みたいだ
記録的猛暑で燃えつきた、という事実を晒さ
れていた
皮膚の上のもう一層になって、守っていたけ
ど、君が動けば簡単に剥がれる
表と裏を交互にみせて、描いたスクリュー、
孔を開けられたかな
君の息吹は取り戻せたかな
色白の腕の、産毛の光が、こたえてくれる
死に葉はしずかに、狂喜乱舞
ベッドから垂れた、タオルケットは、もう動
一歩踏み出すときに、身から落ちるタオルケ
ットは、八月に舞う枯れ葉みたいだ
記録的猛暑で燃えつきた、という事実を晒さ
れていた
皮膚の上のもう一層になって、守っていたけ
ど、君が動けば簡単に剥がれる
表と裏を交互にみせて、描いたスクリュー、
孔を開けられたかな
君の息吹は取り戻せたかな
色白の腕の、産毛の光が、こたえてくれる
死に葉はしずかに、狂喜乱舞
ベッドから垂れた、タオルケットは、もう動