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めぐりあひて見しやそれともわかぬ間に雲がくれにし夜半の月かな/紫式部 (57/100) ===…
あらざらむこの世のほかの思ひ出に今ひとたびの逢ふこともがな/和泉式部 (56/100) ===…
滝の音は絶えて久しくなりぬれど名こそ流れてなほ聞こえけれ/大納言公任 (55/100) ===…
忘れじの行く末まではかたければ今日を限りの命ともがな/儀同三司母 (54/100) =====…
嘆きつつひとり寝る夜の明くる間はいかに久しきものとかは知る/右大将道綱母 (53/100) =…
明けぬれば暮るるものとは知りながらなほ恨めしき朝ぼらけかな/藤原道信朝臣 =======…
かくとだにえやはいぶきのさしも草さしも知らじな燃ゆる思ひを/藤原実方朝臣 (51/100) ================== 百人一首第51番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。
君がため惜しからざりし命さへ長くもがなと思ひけるかな/藤原義孝 (50/100) =======…
みかきもり衛士のたく火の夜は燃え昼は消えつつ物をこそ思へ/大中臣能宣朝臣 =======…
風をいたみ岩うつ波のおのれのみくだけて物を思ふころかな/源重之 ============…
八重むぐら茂れる宿のさびしきに人こそ見えね秋は来にけり/恵慶法師 ===========…
由良のとを渡る舟人かぢを絶えゆくへも知らぬ恋の道かな/曽禰好忠 ============…
あはれともいふべき人は思ほえで身のいたづらになりぬべきかな/謙徳公 ==========…
逢ふことの絶えてしなくはなかなかに人をも身をも恨みざらまし/中納言朝忠 ================== 百人一首第44番を題材につくりました。 読んでいただきありがとうございます。