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ド素人だけど推しのフィギュアを作ってみたい①

こんにちは、カドマと申します。

突然ですが推し、いいですよね。二次元でも推しは素晴らしい。でも欲を言えば三次元でも見たいですよね。
なのに今のご時世、フィギュア一体の値段も年々値上がりしていますし、原型発表のあと全然音沙汰がない……なんて事もしょっちゅうです。
そもそもウチの推しは公式から立体化される予定が今のところありません。なんで???

だからって「じゃあ自分で作ってみよう」というのはね、言うのは簡単だけど本当に出来るの?って思うじゃないですか。私も思います。
Twitterで検索してみても神造形師ばかりで、ずぶの素人さんは一体どこに居るんですかね。ここに一人いますよ。

ついうっかり「出来るかも?」と手を出してしまいましたが、思っていたよりずっと難しい。ぜんぜんスムーズに行かない。なので、製作過程の記録を残すことで進捗管理をすることにしました。
もともとはTwitterで記録を取っていたんですけど、他のジャンルの記事と混ざってしまって制作を見返すのにはあまり向いてない上に、2023/07/02に大規模な閲覧障害が発生したので、フィギュア製作の記録だけ抜粋してnoteにもまとめることにします。

とりあえず「実は神造形師だった」というオチではない事だけはお約束します。どうぞ応援してください……。

【2023/06/13 とりあえず粘土をこねてみる】

ネットの記事を見様見真似して、まずは百均でアルミ線を買ってきました。
ネジネジっとこより状にして「大」の字を作り、そこに「プルミエ」という粘土を盛って、それらしい形を作ります。

この写真、下に引いたチラシの存在感が強いですね。

ちなみにフィギュアをアナログで作る場合、「石粉粘土」「パテ」「オーブン粘土」などの選択肢があるわけですが、今回もっとも安全性の高そうな「石粉粘土」を選んだ理由は、単にウチに犬が居るからです。最近はオーブン粘土(スカルピー)が主流なのかな?

【2023/06/15 乾かない……】

石粉粘土、びっくりするほど中が乾かない。2日経っても乾かない。
いつまで経っても中がしっとりしたままなので、120度に設定したオーブンで10分単位で焼いて水分を飛ばしてみます。

今回はサイズが大きいモノを作るので、石粉粘土の中でも軽いタイプの「プルミエ」を選択してみたのですが。どうもこの粘土、乾燥する前はマシュマロのようにモチモチフワフワなので細かい造形にはあまり向いていないかも……。また素材色が真っ白でとても綺麗なんですが、あまりに白すぎてぜんぜん細部が分からない。
どうも素材選びを間違えましたね。なのでプルミエで作成したボディはあくまで素体ということにして、やはり王道の「ファンド」を使うことにします。今度は素材色がグレーの「グレーファンド」という商品を選んでみました。

【2023/06/17 ファンドで仕切り直し】

通販して届いたグレーファンドを素体に盛り付けて、そのまま脚を作ってみます。

ぐるぐる回して形を確認。腿の裏が直線すぎるかな。

素体はどんどんバラバラにしないと細かいところが作れないのですが、素体がアルミ線+乾燥すると発泡スチロールみたいな切削感になるプルミエは切断が楽。
素体を切断しやすいプルミエで作って、細部はファンドのように密度の高い素材で製作するスタイルは、偶然でしたがいい結果を生みました。

製作過程をこうやって写真に撮るとアラが分かりやすいですね。

【2023/06/18 まだ泥人形】

バランスを見つつファンドをモリモリ盛っていきます。

写真は携帯(iPhone)で撮って確認しているんですけど、ちゃんとレンズ位置を確認してヒキで撮らないと結構歪みますね。ヒキで撮ると肉眼で見ているシルエットに近くなります。脚が重いので自立していますね。

まだ泥人形ですけどね。脚と腰がセクシー。

仮頭が泥人形感を高めているのかも?と思ったので、頭を落としました。(猟奇)写真のコントラストを少し強めると細部までよく分かります。

【2023/06/19 仮頭作成】

流石にいつまでもサモトラケのニケにしておくわけにはいかぬ、というわけで仮頭を作成してみました。髪が乗ってないとなんだか頭がデカく見えますね。

バランスがあんまりよろしくない……。

ちょっと上から撮ってることもありますが、肩を盛ったので脚がやや短くなりました。胸の位置を直していないのでスタイルが悪い。そもそも脚ってちょっと過剰なくらい長いほうが良い気がするんですよね。バランスに悩。

【2023/06/20 なんとなくシルエット確定】

ペン立てにサックリ立っているのが愉快。胸の位置が低いと老けて見えますね…。バストアップさせねば。

よく見ると仮顔が笑っていますね。はいチーズ。
全体のシルエットはこんな感じ。

この撮影中に机から落として右の足首を折ったので、中に真鍮線を通して補強しました……。

脚はやはり長いほうがバランスがいいですね。
頭、両腕、左脚は一度バラバラにしたものを真鍮線でつないでいます。
造形途中でファンドの中からプルミエとアルミ線が出て来ちゃうんですが、ニッパーで容赦なく切り落として形を整えていきます。全体のシルエットがなんとなく決まってきました。

【Rest-Time】

2023/06/22に「ファイナルファンタジー16」が発売されたので一旦離脱。ゲームに集中。主人公のクライヴくんがイケメンすぎてヤバい。

【2023/07/03 粘土再開】

16をクリアしたので粘土に戻ってきたのですが、冒頭でも説明したように、これまで記録を取るのに使ってきたTwitterに大規模接続障害が起こりました。
この先アカウントに接続できなくなったり投稿内容が消えたりする可能性を考えて、作業記録をnote(ここ)にも記載することにします。


実は当初立てた目標は「一か月で出来る所までで『見切りをつける』」「処女作に完成度を求めない、完成させることを第一にする」だったのですが。さてさて、ここからどうなるんでしょうね。
流石に16をやっていた期間は作業時間に入れないとして、あと20日で、処女作にしてもある程度は満足いく形になるでしょうか?

粘土をこねる生活はまだまだ続く……。


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