浜口庫之助さん

WEDNESDAY PRESS 012

FMCOCOLOというFM局で毎週「門上西林物見遊山」(土曜日23時半から30分)という番組に出演している。コピーライターの西林初秋さんと、毎回テーマを決めそれについて自由気儘なトークを展開する。

自由に喋ることは愉しいが、選曲も自ら担当する。テーマに沿って一曲、そしてエンディングの曲も毎月テーマを決める。1月は「朝日」がテーマとなった。西林さんはニーナ・シモンの「朝日のあたる家」などを選び、僕は懐かしい「社長さんはいい気持ち」(鈴木やすし)を選んだ。歌詞に「朝日が昇るころ 社長さんは帰る。ああーいい気持ち。どうして 朝日は昇るのか 電信柱に聞いてみよったららった。あーあ 社長さんはいい気持ち」とちゃんと「朝日」が含まれている。
https://www.youtube.com/watch?v=naU6jTjqpMM

作詞作曲は浜口庫之助さんだ。ポップなメロディーは今の時代に聞いても全く古びていない。十分に楽しめると思い選んだのである。
年末に作曲家の筒美京平さんが逝去され、後を追うように中村泰士さん、なかにし礼さんなどが鬼籍に入られた。みなさん昭和を代表する作家ばかりだが、作詞作曲のどちらも手掛けた作家は稀だと思う。

浜口庫之助さんが作詞作曲を手掛けた楽曲を探してみると
「黄色いさくらんぼ」
「僕は泣いちっち」
「星のフラメンコ」
「バラが咲いた」
「人生いろいろ」
「夕陽が泣いている」
「夜霧よ今夜も有難う」などなど
ポップスから歌謡曲、フォークソング、演歌、ムード歌謡まで、その守備範囲は限りなく広い。ましてや作詞までというのは驚くべき存在だと改めて驚いたのである。

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