アンバランス最高の未来へ向かう世界へようこそ
僕が撮る世界観の一つに「アンバランスな世界」というものがある。
そもそも僕がポートレートを撮り始めたきっかけが銀髪ウィッグの女の子を葛飾柴又の昭和レトロな日本の街並みで撮りたいと思ったのがきっかけだったからである。
それから浅草で浴衣✕黒いストローハット✕フランスパンや浴衣✕洋酒✕酒乱など少し違和感がある世界を表現してきた。
今回はその新作を撮ったので紹介していこうと思う。
■ジャパニーズフレンチシック
僕のポートレートは大体自分で衣装を選んでそれを着てもらうスタイル担っているが、今回は「こんな感じの着物がいいかも」というイメージをもらって撮影を構築していった。
その結果ロケ地は新橋のイタリア街でサングラスや柄スカーフ。そしてフランスパンで買い物帰りのパリジェンヌを表現したら面白いかもと思い、こんなアンバランスな雰囲気に行き着いた。
パリジェンヌに憧れた日本人も悪くないでしょ。
■ロケ地はベーシックじゃなくてもいい
この日、実は原宿に行く予定は全く無かったんだけど思いつきで「着物で原宿に乗り込んだら面白くない?」そんな軽いノリで足を運んだ。
ちなみにこのクレープは被写体をしてくれたmiyuちゃんのアイディアである。この発想もすごく好きだった。
「なんでこの人がここに存在しているの?」そんな場違い感がすごく好き。
考え方によっては衣装とそれに合うロケ地でなくてもいいんだと思う。それもポートレートの面白さ。
一歩間違えるとただのダサい格好になってしまうのが難しいところだがちょっとアクセントを加えるだけで同じ衣装でも見え方が変わってきて面白いと思う。
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モデル:𝔐𝔦𝔶𝔲(@miyu_guitar_)
photo:かでぃ(@meishokadomatu)