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「令和喜多みな実のゲームコーナーFES’20」な話

先週綴りました記事が手違いで投稿されておりませんでした。
当方「毎週投稿」をルールとしておりましたが、悪しからず。

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さて、本日の話題へ。

「令和喜多みな実河野のゲームコーナーFES’20『今年はなんばグランド花月でもお家でも!聖地から全世界へ届ける笑いの祭典』」

へ行ってまいりました。もうそれはそれは楽しい時間でした。

新進気鋭の若手芸人から賞レース常連、はたまたM-1チャンピョンまで、普段ネタを創られる芸人さんが、ネタを一切せず、ゲームコーナー所謂”平場”で、ただただふざけるだけの2時間。

本当におもしろいライブでした。
私なりに”なぜおもしろいのか”、原因を分析してみたところ、3つほど上がりましたのでここに記します。

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原因①河野さん(令和喜多みな実)の大回し

河野さんの類稀なるMC力が”おもしろさ”に大きく貢献していたように思います。
劇場でのライブとテレビとの多いな違いの一つは、お客さんの感覚が制限されていないこと。お客さんによって、見ている人や聞いている音が異なって当然であるということです。座席の位置、好み、その場の流れによってお客さんの”センサー”は異なります。
当ライブでは、狭い舞台に芸人さんが8人いる状況で、それぞれがそれぞれにボケられる。MCにはそれらすべてを拾い、お客さんの笑いを良い意味で制限する必要があります。
MCの目が届かないところで笑いが生じた場合、それは「笑わせた」のではなく「笑われた」となり、所謂”変な空気”になってしまします。
しかしながら、MCの力が強くなりすぎるとかえっておもしろくありません。MCがワンマンではなく、ほかの芸人さんに程よくいじられ、小バカにされている程度が心地いい。

当ライブ内では”変な空気”になることが全くと言っていいほどなく、河野さんの力量と人柄で、いじられつつも締めるところは締める。非の打ち所がないMCでした。あっぱれ。

原因②お客さん参加型のコーナー

後半のコーナーでは、幕間で実施したアンケート結果をもとに作成したランキングを予想する、というゲームがありました。
幕間にスクリーン上にQRコードを映し出し、お客さんがGoogleフォームでアンケートに回答する、といった形式のものです。

女性人気のあるか否か、清潔感があるか否か、といった、それぞれのキャラを反映した項目があり、お客さんとしても回答しやすいアンケートでした。

いずれにしても、「よく練られているな」という印象でした。選択肢の中から1つ選ぶ問いもあれば、複数回答の問いもある。その他のコーナーに関しても思うことですが、熟考の末の産物だなという印象を受けました。受取手として「見づらい」と感じるところが少ないように思いました。

原因③藤崎マーケットの平場無双感

前半よりも、後半の方が心持笑いが多かったように思いました。
その理由こそ、藤崎マーケット
関西の皆様はご存じかと思いますが、藤崎マーケットはもはや「ラララライの一発屋」ではございません。漫才もコントも、バラエティもロケも仕上がりまくっている歴戦の猛者です。

芸歴16年はやはりモノが違います。同じ舞台に何組も芸人さんがいらっしゃる中で、ボケの精度やタイミングが逐一絶妙なんですよ。

平場の醍醐味として、「お客さんとしては、芸人さんが楽しそうにやっているのを見るのがおもしろい」という点があります。ですから、どうしても芸人さん同時で楽しんでしまいがちです。
しかしながら、藤崎マーケットのお二人は、決してお客さんを笑わせることを忘れない。と同時に、内輪で盛り上がることも忘れない。
両者の均衡がとれた、見ていて心地の良い流れを作ってくださいました。
感激。

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素人が出すぎた真似をしましたが、全ては芸人さんと裏方さんの力量によるものです。

”面白い” よりも ”おもしろい” の方がより ”おもしろ”そうな感じがしませんか。何となく。

おやすみなさい。

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