絵は語るものじゃない。枠を作らないでくれ！

ここ数日、描くことと向き合っている。

しばらく描いていなかったから
描きたい衝動が溢れている。

この時を待ってたんだなと思う。

絵を描き始めて描けなくなることは
何度もあって
そのたびに欠乏感と失望感を味わう。

だから逃げちゃうんだ。

山田かまちの詩を思い出して

物事は
語るものじゃない。
物事は語るための材料じゃない。
夢中になるものだ。

最後には

わくを作らないでくれ！

この詩に出会ってずいぶん経つけど
こうやって今でも心に響く
涙が止まらないくらいに

そんな詩を創り出せるって
かまちはやっぱり天才

死ぬまでに
私は何を生み出せるか

すべて出し切って
この人生を終えることができるのか

後悔しないように
ただただ後悔しないように

もう、
一日一日を描いて生き切るしかないよね。

17歳で夭折した山田かまち
「17歳のポケット」