喫茶・古本・中古自転車
カフェ・喫茶店をやってみたいと思ったことのある人は、少なくないのではないでしょうか?
長くて奥行きのあるカウンターを備えた、ニューヨークのダイナー風のお店のオーナーなんてかっこいいな、と若い時には思いましたが、今はそういうお店にお客として行くのはいいけれど経営する根性はないです。
もし何か商売ができるとすれば、ハンディキャップのある人も含めて、つまり興味のある人なら誰でもお店に働きに出られるような喫茶と軽食のお店に、古書店と、リペアした中古自転車の販売店を一緒にしたショップができればいいな、いや自分でできなくてもそういうお店が街にあればいいなと思っています。
中古自転車だけでなく、洋服のリフォームや家電の修理なども一緒にできたらいいですね。新たな価値を創造するんじゃなくて、今の生活に、必要だけれどちょっと欠けているものを補うというスタンスが大事だと思うのです。
儲けが少なくても、テナント料さえ安ければ、僕なんかよりいろんなアイデアを持っている人はたくさんいるはずなので、そういう人々の思いを実現できる機会はもっと広がると思うのです。日本は不動産を抱えた不労所得者を優遇しすぎるような気がします。もちろん固定資産税や賃借人の引き起こすトラブルを背負うリスクもあるわけですが、安く貸す大家の税金をぐっと安くしたりして、街中のシャッター商店街を減らし、若い人を誘致するような仕組みがもっと洗練されてもいいはず。同じようなことを考えて、町おこしで悩んでいる自治体も多いと思うけれど、これは市町村まかせでなく、国が音頭をとってもっとリスクを取るべき政治の問題だと思います。
既存の商店との利害調整は簡単ではないかもしれないけれど、それを疎んでみんな一緒に泥舟よろしく沈んでいくのがいいのでしょうか?
まあそれができる器量が政府にあったら、こんな国にはなってないでしょうが。
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