不思議な出会い ～時間が止まったような瞬間〜
車の助手席に乗って、何気なく外の景色を眺めていたときのことです。交差点に差しかかった瞬間、自転車に乗った一人の男性と目が合いました。その視線が妙に気になり、目を離せなくなりました。彼は日本人ではなく、色黒で何とも表現しがたい独特な雰囲気を持っていました。
私たちの車が右折すると、その男性は前の横断歩道を渡り、後ろへと自転車で走り去っていきます。なぜかその姿が気になり、見えなくなるまで目で追ってしまいました。
その後、右折してすぐの大手薬局に立ち寄り、ちょうどマスクが品薄になり始めた時期だったので、マスクを購入して家路につくことにしました。
そして家の近くの交差点で信号待ちをしていたとき――目の前に、先ほどすれ違ったあの男性がいたのです。
「えっ……？」
思わず目を疑いました。双子だろうか？ いや、同じ自転車、同じ服装。まるで時間が巻き戻ったかのように、そこにいるのです。
頭が混乱し、「タイムワープ？」という言葉が浮かびました。この現象をどう説明すればいいのか分からず、何とも不思議な気持ちのまま家に帰りました。
何気ない日常の中に起きたこの出来事は、偶然だったのか、それとも何かのメッセージだったのか……。皆さんもこんな体験をしたことはありますか？
いいなと思ったら応援しよう！
