「J-POPアイドルなんて」と思ってた私がしっかりと沼にハマるなんて

「沼」とは往々にしてハマらないと思ってる人がハマるものである。
抜け出せない、いや、もはや抜け出さない。
口頭で話すと熱量が上がりすぎて何言ってるかよくわからなくなってくるので、冷静に文章でまとめてみることにした。

1. ”全力少女”から”グループアイドルの礎”へ

どんな音楽聞いてるの?と聞かれれば「まあ、洋楽かな(邦楽とか興味ないし←)」なんて答えていた頃、You Tubeで偶然見たライブ動画にくぎ付けになる。
7~8年前、ももいろクローバーの「走れ!」を汗びしょびしょの髪ぐしゃぐしゃで歌い踊っていた”全力少女”たちに一気に心を奪われた。

極めつけは落ちサビの百田夏菜子のウインクと笑顔。

あれはどう考えても反則だ。自分より年下の子たちがあんなに一生懸命にステージでパフォーマンスしているなんて。
「すご・・・」
気づけば関連動画を漁っている私。これがJ-POPアイドル沼への第一歩だった。

何かに興味を持つのは自分と対象とに共通点や親和性があるときか自分には全くないものを感じたときだろう。私にとってのアイドルは前者で、彼女たちを見ているとどこか経験したことのある感覚を思い出した。

「チームで、めっちゃ全力」

自身の中高生時代の部活動の経験にリンクして、懐かしさとうらやましさを同時に感じた。そんなこんなで彼女たちを応援し始め、ライブやDVDへの投資をするようになって2年ほどたったころ、今度は別のグループをYou Tubeで発見する。

Buono!

所属事務所の垣根を超えたとある対バンアイドルフェスの一幕。3人組というそのころ大所帯が主流になっていたアイドル形態とは一線を画すスタイルで出てきたのは圧倒的な歌唱力を見せつけたBuono!だった。

生歌を疑ってしまうほどの堂々とした歌いだし
バラエティでよく見るシルエット
ギャルギャルしいギャル

アイドルってこんなに歌うまいの・・・?
アイドルってこんなにハモれるの・・・?
アイドルってこんなにかっこいいの・・・?
たくさんの?が私のYou Tube漁りを加速させた。彼女たちがハロー!プロジェクト(以下、ハロプロ)に所属していること、それぞれBerryz工房と℃-uteというグループで活動していること、そして彼女たちが自分と同年代であることをのちに知る。

小学生の頃はモーニング娘。が流行ってて、学校ではクラス中の誰もが知っていたけど、正直それからしばらく離れていた。そのときは「かわいい」とか「おもしろい」とかで好きだったけど、改めて曲を聞いてみると表現力や歌詞の深さに惹かれている自分がいた。私も大人になったなぁ。出会うべくしていま出会ったのだと思う。

2. そもそもなぜアイドルにハマったのか考えてみた

・グループという組織性
・10代~20代という多感で激動な一瞬の儚さ
・葛藤、努力、成長、切磋琢磨、世代交代による物語性

 あえて挙げるとするならこの3つである。ひとつめの「組織性」は私自身がチームというものが好きで、飽くなき興味があるため、グループアイドルにハマったきっかけになると思う。ソロではなく、グループ。人間関係の狭間で起こる化学反応がたまらない。
 ふたつめの「儚さ」はいま、この瞬間しか見られないという限定された時間に思わず惹きつけられてしまう。「いつの間にこんな表情ができるようになったんだ?!こんな歌えるようになったんだ!てか、ここのダンスのキレがえげつないな・・・」など、よそ見をしているとあっという間に彼女たちに置いて行かれてしまうので要注意。
 みっつめの「物語性」は上の2つをよくよく追っていくと見えてくるのものである。個人としても、グループとしてもいろんな物語が混ざり合いながら絶えず進んでいく。そこにファンの人たちとの物語が重なって最高傑作を作り続けるのである。ハロプロに関しては20年以上の歴史という物語も存在する。そろそろ伝記になるのではと思っている。

3. 私的ハロプロを語るうえで必要な10要素

①縦と横のつながり
②ステージ上では歴、歳関係なく同じプロ
③本人たちがなにより楽しそう、ハロプロが好きであること
④シビアに評価されること
⑤常に成長が求められること
⑥新陳代謝があること
⑦武器がひとつじゃ足りないこと
⑧グループ同士で意識しあえること
⑨環境に感謝できること
⑩目の前の人を幸せにできること

ハロプロと言えば楽曲のよさ、パフォーマンスのクオリティであるのは大大大前提として、私は「人間」という観点から考察してみたいと思う。

各項についてはまた次回冷静に語らせていただきます。


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