私的ハロプロを語るうえで必要な10要素⑧
グループ同士で刺激しあうこと。
ハロプロイズムをベースにしながら全く異なるカラーを放つ。
私にとってハロプロは非常に学びが多いのだ。
1. ハロコンにみる多様性
ハロー!プロジェクトの全グループが合同で行うコンサート、通称「ハロコン」は毎年夏、冬に開催されている。最近では春のひなフェス、秋のコンサートもあり、ハロプロを一気見したいというファンには最高の機会である。自グループの楽曲を披露するのはもちろん、他グループの楽曲をカバーしたり、メンバーをシャッフルして歌ったりとさまざまな表情が楽しめる。
ハロコンを観ていると「グループによって全然カラーが違うなー」と感じる。20周年を記念して製作された楽曲で各グループを紹介しているものがあるので、観るのが一番!ヒャダインのハロプロ愛がひしひしと伝わってくるのもポイント。とりあえずこれ作れるの、神。(2年前のバージョンなので現在とはメンバーやグループが変わっていますが、かわいいのには変わりないのでご覧ください。)
「同じ衣装でちょっと違いがわかりにくい、、、!」という方。最初はみんなそうなんです。それがだんだん「めっちゃわかる~」になっていくので大丈夫です。安心してください。
2. 異例の”兼任(移籍)制度”は何をもたらしたか
学校でも会社でもたいていは一つのグループに所属して活動する。ハロプロももれなくそうであることが当たり前だった。かつてはカントリー娘。にモーニングのメンバーが参加するということもあったが、あくまでもメイン・サブという配分が存在した。ところがどっこい、2017年夏、当時カントリー・ガールズに所属していた3名がそれぞれ別グループに兼任状態になったのだ。先に書いた記事にあるBuono!のような派生ユニットと兼任することはあったが、メイングループを掛け持つなんて!!ファンがざわついたのなんのったら、、、。
結果的にカントリー・ガールズは2019年12月をもって活動休止を迎え、兼任メンバーは兼任先のグループに残ることになった。兼任していた約2年半の彼女たちの苦労といったら計り知れない。だって、バスケ部とサッカー部を掛け持ちするみたいなことでしょ。営業部と企画部の仕事を並行してやるってことでしょ。今すぐ分身したいよね。
でも、そこをプラスに変えたのはほかならぬ彼女たち自身だったように思う。戸惑いながらもそれぞれのグループの良さを吸収し、磨いて、元のグループに還元する。それによってカントリー・ガールズは各グループの要素を兼ね備えたハイパーミラクルアイドルグループになった!(なんかダサいか)かわいい、かっこいい、セクシー、スタイリッシュ、、、。なにそれ最強かよ。
正直、「何をもたらしたか」といわれると人それぞれ、見方によってとなってしまうが、少なくともハロプロの持つアイドルの表現力の広さとグループを超えて高めあうプロ意識の高さを改めて感じる機会となった。
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