投石しまくった2022年
札幌市(北海道)を中心に、経済的理由や家庭環境等により十分な学習環境にない子ども・若者を対象に学習支援・居場所づくりをしているKacotamでボランティアとしての活動開始から数えると7年目、職員になってからは4年目に突入した2022年。
2020年、2021年は、感染症との戦いを乗り切るので精一杯だった感がありましたが、2022年は少し静かな水面を揺らす、一石を投じまくった年だったような気がしています。
ボランティアとして参加し始めた2016年時点では、知っているメンバーの知っているメンバーの知っているメンバー ぐらいまで辿れば、おおよそKacotamの全メンバーにたどり着けるのでは? というような規模感でしたが、2022年現在では、上手く辿らないと、あるいは上手く辿ってもたどり着けないメンバーがいるかもしれないぐらいの規模感になってきました。
団体として10年の節目を迎えたこともあり、多くの活動は「なんとなく」でも現場は回っているように「みえる」ぐらいには成長しています(と、斉藤は思っている)。
一方で、Kacotamが大事にしたいことを踏まえ、利用してくれる子どもや家庭にとって、意味のある活動として回っているかと言えば、綱渡りの状況にあるようにもみえます(と、斉藤は思っている)。
活動しているボランティアの「個」の力で、ギリギリ保たれているという点で非常に脆く、「事業」として取り組んでいく上では、さらなる改善が必要な状況にあります(と、斉藤は思っている)。
なんとか、見かけ上の組織らしさは、だいぶんと整備が進んできました(職員になって推し進めたかったことの一つ)。一方で、「かんがえる・こうどうする・たのしむ」を体現できるメンバーが活動の根幹を支えてくれている状況に変わりはなく、「かんがえる・こうどうする・たのしむ」を体現できるメンバーが現れるのは偶然に委ねられています(と、斉藤は思っている)。
次の10年に向けて、本当の意味で「組織」として「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」に取り組み続けられるようにする道はまだまだ先が長そうです。
「環境に左右されない楽しい学びの場をすべての子ども・若者へ」に一緒に取り組んでいくメンバーを常時募集しています。Kacotamの進化はまだまだ続きます。一緒に進化の原動力になりませんか?
また、活動を資金面で支えてくださる方も常時募集しています。対人支援の活動は、「人」が資本です。必要な人員を確保する上で、人件費は一定必要ですし、学習支援を進めていく上で、教材費や会場費など定常的に発生しています。
団体設立10周年を記念した各種取り組みや10年の軌跡は、以下の特設ページにまとめています。