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学級通信・教科通信【過去記事】

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教員時代に発行した学級通信や教科通信からオープンにできる記事を公開しています。これから高校生の君。今、高校生の君。教壇に立とうとしている人。教壇に立ち始めた人。教育に何らかの形で…
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2020年6月の記事一覧

特別支援教育(担任の独り言)

※学級通信「挑戦者」vol.178(2015年3月10日発行)より  かつて高校1年生の担任だったとき、ほぼ毎日発行していた学級通信には、「担任の独り言」という欄を設けて、自分の日常がらみの話をつらつらと書いていました。  以下は、週末に道高教組の定期大会に参加したあとの発行日の独り言です。 担任の独り言 こないだの土日。某大きな会議に参加してきた。いろいろと印象深い話はあったのだけど、ちらほら新聞とかにも出る「特別支援教育」ってことについて”みかた” を変えないとねって

戦う相手は他人じゃない! ――昨日の己に勝つべし

※学級通信「挑戦者」vol.138(2014年12月9日発行)より 昨日の己と戦う 他の人と自分を比べて、「私はあいつより○○で優れている」なんて優越感に浸ることは簡単。  もしくは、「あの人は○○があんなにできるのに私は全くできない」なんて、劣等感に浸ることも簡単。でも、今、自分と比べている他人は、自分とは違った「生まれ」であり「育ち」である。だから多くのことで「違い」があるのは当然で、それに優劣をつけようとすれば簡単にできてしまうことが多い。そんな茶番試合して意味があ

テスト期間で学ぶ大事なことは…

※学級通信「挑戦者」vol.038(2014年6月10日発行)より  テスト期間、一番問われるのは、言うまでもなく勉強の成果(=どれだけ準備して臨むことができたか)。  厳しい言い方をすれば、たくさん勉強したとか、一生懸命取り組みましたとかは、誰だってそう思えば言えてしまう。どれだけ結果に結びつく準備ができたか。それが問われるのがテスト。こんなに頑張ったのにそんなのひどいと思う人もいるかもしれない。けれど、少なくともこれから諸君を待ち受ける組織(大学,専門学校,会社…)の多

働くことを考える―なぜ働くのか―

※学級通信「挑戦者」vol.166(2015年2月12日発行)、vol.167(2015年2月13日発行)、vol.168(2015年2月16日発行)の連載記事を一つにまとめたものです。 誰しも仕事に就くもんだって思ってるけど… 新聞やニュースを見ていると、「生きる力」をつけるとか「キャリア教育」とかって言葉がよく聞かれているのだけど、その先にある「働くこと」ってのが何者なのかって話はあまり語られないことが多い。進路について考える2月。仕事を知るのと併せて、そもそも人間はど