EC-Cube 4.2 を4.3の開発環境に移行する
0. はじめに
EC-Cube 4.2で開発していた物、開発した物を 4.3の開発環境に移行するには、
移行したい理由
1.今までの開発した物を無駄にしたくない
2.商品のデーターを再登録するのは手間がかかる。
3.その他、
移行方法
1.EC-Cubeのサポートにある4.2->4.3のマイグレーションに従う
ところがこれが意外と厄介で、4.2に4.3のファイルを置き換えて動かすことにするのですが、エラーが出たら、何処を攻めれば良いのか分からない
2. 4.3の環境に4.2で作成したファイルをマージする方法
上記のやり方に対して、4.3の開発環境を作っておき、そこに4.2で作成したファイル、データベースをマージする。
結果的には、2の方法が楽でした。
1.前提条件
EC-Cube 4.2でのカスタマイズは基本的に、
/root/app 以下のディレクトリで行っていること。
カスタマイズディレクトリ構成は、推奨に近いこと
2. EC-Cube 4.3の開発環境の準備
これは、直前のノート
「EC-Cube 4.3 の開発をMAMPを使って行う」
でMAMPを使った方法を書きました。ご参考まで
その他の方法でも良いと思います。
3. プログラムファイル、商品データ
3.1 プログラムファイル
インストールしたての4.3の/root/app 以下には殆どファイルがないと思いますので、そこに4.2で作ったプログラムファイル等をディレクトリ構成を崩さないようにコピーします。
4.3のファイルがある場合は、4.3を優先します。(4.2のファイルで上書きしないようにします。)
コピー対象は
EntityやRepository , Controller、template等のディレクトリが主です。
Plaginは、4.3の物をのこします。
3.2 CSSやロゴ、その他
/root/html/user_data/assets
以下, cssにcustomize.css
そのた、CSSファイル
img に画像ファイル等があれば、ディレクトリ構成を変えずにコピー
js 以下もコピー
3.3 商品写真など
商品登録した時の商品写真は、/root/html//upload
にあるので、そのままコピー。
4. データベース
データベースは、MAMPからphpMyAdminなどで、4.2で使っていた物を別の名前でコピーします。コピーするのは、前のデータを壊したくないので念のためです。
コピーしたら、rootにある .env ファイルをEditorなどで、開きます。
18行目 付近の
DATABASE_URL=mysql://xxx/xxx/[database名]
の[database名]を先程コピーしたデータベース名に変えます。
5. テスト
サーバーを起動して、ブラウザからアクセスして見て、キチンと見えているかを確認
完了です。
もし、管理画面へのログインでPasswordが異なるなどで、上手くいかないときは、データベースのdtb_memberのパスワードをEC−Cube4.3をインストールした時のデーターベースからコピーします。