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【7832】バンダイの決算分析

まずはIP別売上

補足資料より
https://www.bandainamco.co.jp/files/ir/financialstatements/pdf/20240509_Complement.pdf

前年度ガンダムDBの2強状態からワンピースも入れた3本柱になりました
ただしワンピースの伸びはほぼ国内のようでカードの転売需要なのかもしれないですね
会社としては少し落ち着く予想です
DBはやはり外国で人気
ガンダムも外国で売り上げを伸ばしてるみたいです
それ以外のコンテンツが国内需要中心な事を考えると、この会社に関してはこの3つのコンテンツの動向を抑えておけば良さそうですね


通期

業績は売上は過去最高の様で、次期もそれを更新する予想です
営利は22年が突出しています

https://www.bandainamco.co.jp/files/ir/financialstatements/pdf/20220511_Result1.pdf

特に1-3月が異常ですが、どうもエルデンリングが2月に発売した事によるもののようです
今どきのゲームはパッケージでほぼ原価ないですからね
売れれば売れるだけそのまま利益になるということです
ホビーもガンダムが好調だったとか
ガンプラだとEGストライク、RGジオング・ハイニュー、パーフェクトストライクフリーダム、フミナ
・・・どれも店頭に並んでるの見たことないです

特にEGストライクは超人気で500円商品なのに2000円で転売されてました

そしてそのEGストライクが先行入手できるという事で話題になった一番くじ
これが相当渋かったらしいと聞きます
でもみんなこぞって買ったんでしょう売り切れ続出でした

また映像音楽部門でも300%増しと驚異的な利益率の上昇を叩きだしており、おそらく2021年6月の閃光のハサウェイによるものだと思われます
とはいえ映像部門はホビーに比べると売り上げの比率は低いです


季節

おもちゃは年末商戦のイメージですが、春以外は安定してるようです
2022年春が異常に利益出てるのはエルデンリングの続伸です

ということでワンピースカードを除けば、直近の業績はエルデンリングとSEED人気に支えられてるように見えます


中期経営計画

「ファンに寄り添う新しい仕組みとしてIPごとのメタバースを開発します」
「今中期計画最終年度にはグループの海外売上高比率 35%を目指します」
IP価値最大化に向けた戦略投資 250億円
→新規IP創出、グループ横断IPプロジェクト、オープンイノベーションなど
「IPメタバース」開発に向けた投資 150億円
→データ基盤の構築(データユニバース)、コンテンツの開発など

謎のメタバース推し、今後は海外を伸ばしていくつもりのよう
とにかくIPで稼ぐ企業なので新規IPを作りたいようです
その前にSEEDを超えられないガンダムをどうにかした方がいいんじゃないの
人気機体は一通りグッズで出したので、自転車操業的にアニメをやり続けないと厳しいと思います


2024年動向

4月にエイトビットがグループ入り
古くはインフィニットストラトス
現在は転スラ、ブルーロックの会社です

転スラは若年に人気らしく、フリーレンの時間に後継として放映しています(が私の年代では話題になってるのを見た事がないです)
若年のうちから転生に思いをはせるのはどうなのかと度々問題提起されていますがそういう時代なんですよね

ブルーロックは疑似デスゲーム物として1期は相当盛り上がりました
これからどんどん面白くなるらしいので期待です
スポーツものなので展開としてはホビーよりゲームに向いてそう
サッカーゲームは現状コナミの独壇場なのでバンダイが風穴開けられるか注目


またシードフリーダムの興行収入は今期に計上されるそう
ホビーも最終決戦のMSは今期に入って発売してます

今期はエルデンリングも満を持してDLC発売したので本編より利益率高く稼げそうです
期待できそうですね

逆にワンピースカードは再販に力を入れており、投機プレイヤーを集めるフェイズから純粋に遊んでもらう段階に移行してるのかもしれません
その分ドラゴンボールカードがワンピの序盤と同じように高騰しております

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