【読書メモ】ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編
皆さんこんにちは。今回は井上真偽の「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」についてご紹介します。このシリーズは、古き良き商店街で起こる事件を解決する物語で、「BROTHER編」と「SISTER編」という2つの視点から展開されます。今回は、三姉妹が主人公の「SISTER編」を読みました。
もちろん「SISTER編」の舞台も銀波商店街。物語は、三姉妹が探偵役となり、商店街で起こる様々な事件を解決していく姿を描いています。時系列は「BROTHER編」と同じなので、同じ事件に出くわしますが、視点が違っており、どちらを先に読んでも楽しめる構成となっています。「ミステリという勿れ」で主人公が言った「真実は一つじゃありません。事実は一つですけど。」というセリフを思いだしました。
「ぎんなみ商店街の事件簿 SISTER編」は、推理小説としてのスリルと、商店街の人々との絆を描いた心温まる物語を同時に楽しめる一冊です。「BROTHER編」と合わせて読むことで、さりげなく交差するそれぞれの思い出などの描写はとても心地良い読後感が得られます。興味を持たれた方は、ぜひ「BROTHER編」と「SISTER編」を立て続けに読んでみてください。
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