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中高生向けの投資のセミナーに行ってきました ~ファンドマネージャーさんの仕事を知る~

こんにちは。カブトムシの母です。

今日はクリスマスイブですね🎄
みなさま、どんなイブをお過ごしでしょうか。

週末、息子と一緒に中高生向けの投資の ファンドマネージャーセミナーに行ってきました。

いい体験だったので、備忘録としてまとめておきたいと思います。

(追記)
 ↑ 記事をアップしてから、にぐ先生も記事を書いていらっしゃることを知りました。
イベントの詳しい情報は、こちらをご覧ください。
ファンドマネージャーさんたちの紹介も載っています。


3社合同セミナー

今回のセミナーは3社の合同セミナーでした。

3社とは、以前こちらの記事でもご紹介したにぐ先生マネーシフトさん、三井住友DSアセットマネジメントさん、アセットマネジメントOneさん


場所は虎ノ門ヒルズビジネスタワーの26階(最上階)、三井住友DSアセットマネジメントセミナールーム。
こんなことでもなければ、足を踏み入れることがないような眺めのいいきれいな会場でした✨

まずは受付でくじ引きをし、子ども達の席が決められ、親たちは離れた席に座りました。

今回参加した中高生とその親たちは、にぐ先生の「親子de資産形成アカデミー」の卒業生がほとんどだったので、ほぼ全員投資経験あり、あるいは、これから投資を始める予定の方々でした。

体調不良などで急遽欠席された方もいたようですが、ほぼ満席でした。


第1部 にぐ先生のセミナー

セミナーは3部構成で、まずはにぐ先生のセミナー。

ここでは主に、お金の使い方や投資の魅力、お年玉の使い道などについてお話がありました。

いつものように分かりやすいスライドで、クイズがあったり楽しいセミナーで私も勉強になりました。

メモしたことを書き出してみます。

・「日本の公園の父」にして、投資家でもあった本多静六「四分の一天引き貯金法」40代にして100億円を築いた。

・10年前にお年玉の一部を投資をしていたら今いくらになっていたか
任天堂 約7.5倍
ユニクロ 約2.5倍
良品企画 約2倍    

株価は基本的に上昇する!

(これを聞いて、お年玉を全額使おうと思っていた子も投資をしたくなったよう。)

ご褒美をあげるなら結果ではなく、過程に付与したほうがいい(アメリカの調査)
(成績がよかったからご褒美をあげたグループより、本を読んだらご褒美をあげたグループの方がいい結果が出た)

・お年玉文化があるのはアジア圏。欧米にはない。
 → せっかくなのでこのお金を生かそう。

(まとめ)
お小遣いからもお年玉からも一定額を決めて貯金や投資をしよう!
でも、ただ貯めるだけでなく、自分が成長するための自己投資も大切!

途中、お金とは関係ないお正月クイズがあり、全問正解者には図書券をプレゼント🎁

昔のお年玉は何だったか、鏡餅にのっているものは何か、おせち料理で金運アップを願う縁起物は何かを三択で答える問題。
簡単!と思ったけれど、全問正解は9名のみ。
ちなみに、息子は第一問から不正解でした😅

にぐ先生からは、以前から開発中であることが度々語られていた『夢を叶える魔法のお小遣い帳』(試作版)のプレゼントもありました。
完成まであと少しだそうです。

第2部 ファンドマネージャーのお仕事について

第2部の前半は、三井住友DSアセットマネジメントさんとアセットマネジメントOneさんから、業界では有名でいらっしゃるという4名のファンドマネージャーさんが登場。

にぐ先生が進行役となり、ファンドマネージャーというのはどんな仕事なのか、どんなきっかけでこの仕事を始めたのか、どんな商品を扱っているのか、どんなことを考えて投資をしているのかなど、インタビュー形式で語られました。

ファンドマネージャー(FM)という仕事は私もよく知らなかったので、とても興味深かったです。

「アクティブファンド」に投資したお客さんに代わってお金を増やす人…というくらいの認識で、何となく、データを扱う仕事だと思っていました。

しかし、FMの実際の仕事の中心は、企業の人と話すこと。
投資先を決めるにあたり、経営者が大切にしていることや描いている将来像を確認するため、日々、会社の人と話したり、工場見学をしたりしていらっしゃるということでした。

これはちょっと意外でした。
FMさんには、分析力だけでなく高いコミュニケーション能力も求められるようです。

それについて、会場の子どもから「知らない業界の知識をどう学ぶんですか」という質問が出ました。(賢い!)

それに対しては、FMはチームで仕事をしており、分析専門のアナリストもいるが、自分でも『初めての人にもわかる〇〇』のような本を読んだり、初歩的なことが理解できたらさらに詳しい本を読んだり、企業の人に直接聞いたりするということでした。

分析力、コミュニケーション能力に加え、高い学習能力も求められるんですね!

第3部  ファンドマネージャーゲーム

FMのお仕事について、少し理解できたところで、子ども達はグループワークでFMのお仕事体験

与えられたニュースを見て、架空の5社(自動車、製鉄、銀行、電力、家電(ゲーム))の株価がどう動くか予想し、100億円をどう振り分け投資するか考えるゲーム。

ニュースは、猛暑、最新ゲームの評判、資源価格の上昇、世界で化石燃料の削減を議論、景気好調など、実際にありそうなニュース。

さらに、それぞれの会社の設定条件や他の会社との関係性などを考慮し、投資先を決めていくという知的なゲームでした。

問題は全部で5問あり、各問題ごとに各会社が何パーセントくらい上がったのか下がったのか発表され、その理由が説明されました。

私も少し予想してみましたが、プラスになると思っていたのが逆にマイナスだったり、なかなか当たりませんでした。

子ども達の方が賢く、「化石燃料削減ということは、自動車会社でEV自動車がたくさん作られるようになるからプラスになる」など、ロジカルに考えられていました。

(ここでは期間は無視されていたので、上記の問題は短期的に見ると、自動車会社は設備投資のせいでマイナスになるということでした。)

その後、プロのFMさんたちだったら、どういう割合で投資をするのか、その理由と共に発表がありました。

FMさんによって投資の仕方は違うということでしたが、意外と似ており、新人FMとは全く違っていたのが印象的でした。

共通して言えることは、ニュースで世界の動きや、政府の方針などを知ることが大事だということ。

そして最後に、9チーム中、100億円をより増やした上位3チームが発表。
賞品と共に表彰され、楽しいセミナーは終わりました。

(子ども達にお土産もいただきました🎁ありがとうございました🙇)

まとめ

普段、なかなか接する機会のないファンドマネージャーさん達のお話が聞けて、とても楽しいセミナーでした。

私に半ば無理矢理連れて来られた息子も、「どうだった?」と聞くと「おもしろかった!」と言っていました。

「ファンドマネージャーって、おもしろそう!」(単純😆)

「仕事は大変なもの、つまらないもの」だと思っていた息子にとって、仕事について楽しそうに語るFMさんたちのお話は、とても刺激的で面白かったのだと思います。

どんな仕事でも、それを楽しくやっている大人の話というのは、まだ将来の夢が描けない子にとっては貴重です✨

このような機会を作ってくださったにぐ先生、ファンドマネージャーのみなさまに感謝!

「ファンドマネージャーゲーム」は学校でも取り入れるといいのになと思いました。

「投資」というとギャンブル拝金主義のようなイメージを持っていたりする人もいるかもしれないけれど、きちんと投資をしようと思うと、世界情勢や政治、経済にも無頓着ではいられないので、より真剣にニュースを見るようになると思います。

今朝はニュースを見ながら、「ホンダと日産の株価、これからどうなるんだろうね~」なんて話を親子でしました。

また、正しい投資や金融知識を持つことで、投資詐欺にひっかかったりすることも減るのではないでしょうか。

…なんて言ってる私は、ニュースを見て株価を予測するような力も、FMさんにお願いするほどの資産もないので「勉強になった!」というだけで、資産を増やすという点では、勉強したことをあまり生かせてないのですが😅💦

息子には、これからがんばってほしいと思います。
めざせ、本多静六!

今日も読んでいただき、ありがとうございました。



↑ FMゲーム3位のグループにプレゼントされた本

↑ FMゲーム2位のグループにプレゼントされた本


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カブトムシの母
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