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名古屋旅行(4日目午前)~名古屋城を学ぶ ガイドボランティアさんと~
こんにちは。カブトムシの母です。
いよいよ最終日。最後は名古屋市内観光です。
↑ 前回の記事
本日の予定は、
四間道→名古屋城→(友達と合流 ランチ)→文化のみち→徳川美術館→徳川園 と盛りだくさん。
逆算したら、のんびりしていられない!と、7時すぎに荷物を預けてチェックアウト。
高級小倉トースト
朝食は、今日もモーニング。
ガイドブックによると、四間道に小倉トースト発祥の店「満つ葉」からのれん分けされた「喫茶まつば」という老舗のお店があるようなので行ってみようかなと思いましたが、ガイドブックにのるようなお店で行列ができていたりしたら、その後の予定に差し障るなと思い、名古屋駅の地下街エスカで済ませることにしました。
エスカには何軒かお店がありましたが、とりあえず最初に見つけた喫茶店に入りました。
そこにももちろん飲み物だけでトーストがつく「モーニング」はありましたが、小倉トーストだけは観光料金なのか、飲み物とセットで1400円を超えました。
通常のモーニングの倍以上!?と思ったけれど、口がすっかり小倉トーストになっていたので注文。
焼きたてのトーストはサクサクしてとても美味しかったのですが、食べ切れず。残念!
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四間道
四間道(しけみち)は名古屋城築城のころ(1610年)からの城下町。
ここも全く知らない場所でしたが、A子に教えてもらいました。
1700年の大火事で1600軒余りが焼失し、その後、商家の焼失を避けるため、道幅を四間(約7メートル)に広げたことから、この名がついたのだそう。
まだ朝早かったからか、人の姿はほとんどなく…。
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「行列ができているかも」と思った「喫茶まつば」もすいているようでした。(それなら、ここで食べればよかった~!)
気を取り直して、ぐるっと辺りを回り、名古屋城へGO!
ガイドボランティアさん
名古屋城の東門にちょうど9時ごろ到着。
祝日だからかチケット売り場の前には、少し列ができていました。
名古屋城については、よくわからないので、9時半からのガイドツアーに参加することにしました。
申し込みは特に必要なく、正門か東門のところで待っていればいいとのこと。
この日はとても寒く、じっとしているのが辛かったので、30分の間に東門から正門へ移動。
土産物屋に入ると、瓶詰の小倉バターがあったので自分用に買いました。
(すっかり小倉トーストにハマってしまった私)
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さて、9時20分ごろになり、黄色いベストを着たガイドさん達が数名、門のあたりに集まってきました。
しかし、観光客は私以外に見当たりません😲
とりあえず、優しそうな女性のガイドさんに声をかけると、「30分までお待ちください」と言われました。
そして、9時30分。
結局、他に観光客はおらず、マンツーマンでガイドをしてもらうことに!
何という贅沢✨
石垣に名前
まずは外側の石垣について。
ここを作った大名の名前や家紋?が彫ってあるということで、確かによく見ると何か彫ってある。
ここで石の積み方など説明してもらいました。
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天守には上れない?
しばらく行くと、写真などでよく見るあの名古屋城の天守が見えてきました。
これからあそこへ上るんだな~。わくわく😆
…したのもつかの間、2018年から耐震性の問題で立ち入り禁止になっているのだと、その時知りました。
そんなの聞いてないよ!
(ガイドブックを見直すと小さい字で「内部見学はできない」とありました。)
何でも戦争中の空襲で天守が焼け、再建する際、「(二度と戦争をしないという)いましめのために」土台の石垣の部分を半分しか積み直さなかったのだとか。
その古い石垣がガタがきているというお話でした。
(後でネットで調べたら、石垣は名のある武将らが手掛けた大切な史蹟なので、保存調査し、積み直すのは困難という説明もありました。)
現在は木造で復元する計画があるとのことで、この後見た本丸の中に、使用予定の木の切り株に大谷のサインがしてあったり、復元に協力したい人のための募金箱が置かれていたりしました。
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ただ、ガイドさんに聞くと現在、計画は「頓挫している」とのこと。
観光客としては早く復元してほしいと思いますが、復元の試算は500億円とのこと。
全てではないにしろ、税金が投入されるとなると、地元の人々が反対する気持ちもわかります。
(ちなみに本丸の復元には150億円かかり三分の一は市民などの寄付によるものだそう。)
本丸御殿
その後、天守の前にある新しくてきれいな建物の中に入るよう促されました。
そこは「近世城郭御殿の最高傑作」ともいわれた本丸御殿。
2018年に復元されたそうです。
(だから、こんなにきれいなんですね。)
たくさん部屋があり、きらきらした金色の絵は狩野派による襖絵(の復元)。
もし、一人だったら「へえ~、きれい、すごーい😆」とただ眺めて終わってしまったと思うのですが、ガイドさんが一つ一つの部屋の絵について、詳しく教えてくださいました。
絵で春夏秋冬を表していたり、描かれた動物たちが何を象徴しているかだったり、どうして中国風の絵が描かれているのかなど。
また、身分によって入る部屋が違っていたり、将軍を迎えるために追加で部屋が作られたことなどを知りました。
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中でも和歌山から嫁いでくる奥方のために、襖に故郷の和歌山の景色を描いたというエピソードはステキだなと思いました。
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加藤清正をリスペクト
約1時間じっくり本丸を見た後、天守の周りを一周。
私は城には全く詳しくないので、初耳だったのですが、「築城の名人」と言われた加藤清正の石垣は本当に美しく、隣の別の大名のものとは全然違っていました。
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それから少し離れたところにあった蔵は、戦時中は弾薬庫として使われていましたが、空襲がひどくなってきて、名古屋城にあった装飾品などをできるだけ蔵に詰め、そこにしまった物は無事だったということです。
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今はメスが2頭。
こうしてまた正門に戻ってきてガイドツアー終了。
最初は60分のツアーと言われていましたが、私がいろいろ質問したり、写真を撮ったりしたので90分かかりました。
もし一人で見ていたら、よくわからないまま重要な物をスルーして、30分くらいで終わっていたでしょう。
いやいや、本当に勉強になりました。
よく知っている人に説明してもらうのっていいですね。
これまでガイド付きだとマイペースで見られない、と敬遠していて、ボランティアさんのガイドツアーに参加するのは今回が初めてでしたが、本当によかったです。
これが無料なんて本当にいいんでしょうか?
チップをお支払いしたいくらい。
と思いつつ、記念に一緒に写真を撮っていただき、お礼を言ってわかれました。
ちなみに伺ったお話では、ガイドボランティアになるためにはテストはなく、面接のみ。
合格した後で、様々な研修を受けて勉強するんだそうです。
人と話すのが好きで、歴史やお城に興味がある人には楽しそうなボランティアですね。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。
(4日午前②につづく)
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