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10月19日(木)日記日記日記

雨模様の中、7時に起きた。
昨日、自転車を走らせ半日外出したせいか、何もやる気が起きない。
YouTubeを見たりラジオを聞いたりしてダラダラとすごし、気づけば11時になっていた。

本を読む気も起きなかったが、phaさんの『曖昧日記3』なら読めそうだったので読む。
作家のphaさんが「だるい」といいながら、ふらふらとした日常を淡々と送る日記である。
「そうそう、日常なんてこんなもんでいいんだよ」と読みながら安心する。

しばらく読み進め、疲れたので昼寝。
最近は昼寝なしに休日を乗り切ることができなくなってきた。
20代前半は「疲れ」というものを知らなかったのに、最近は「疲れがない」という感覚を思い出せない。

それでも昼寝をしたので、いくぶんか回復した。
外出して遅い昼飯。すき家のチーズ牛丼。
そのまま夕飯の材料も買い、帰宅。

一服してから、夕飯のカレー作り。
柿内正午さんと岸波龍さんが「第2回小鳥書房文学賞」について話すラジオを聞きながら。

https://x.com/kakisiesta/status/1705968885126897784?s=20

「第2回小鳥書房文学賞」というのは、東京国立(くにたち)の小鳥書房という本屋が開催している、日記をテーマとした賞である。
何を隠そう、私も応募済みだ。

この文学賞に応募してから、日記を読んだり書いたりするようになった。
そう思うと、午前中に読んでいたphaさんの『曖昧日記』もそうだし、この日記を書いているのだって、この文学賞に応募したのがきっかけである。
賞に応募したのはもちろん受賞が目的だが、こんなふうにして興味が広がるきっかけになるのはありがたい。

ラジオでは、日記をどう評価するかに論点が置かれていた。
私の場合は、「真摯さ」と「ネガティブさ」のある日記が(というよりそういう表現全般が)好きである。
日記だからこそ、嘘偽りのない自分の内面が出る、いや出せる。
ラジオでも言われていたが、日々の出来事よりもその人が感じたことの方に興味が向く。
だから『浮きて流るる』『私の愛おしい場所』『降伏の記録』といった日記本が好きなのだ。

そんなことを考えていると、カレーが出来上がった。
昼飯が遅かったので、ルーだけで食べたのだが、スパイスが効いていておいしかった。

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