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【全文無料】一虎の世界観と相場観



ビジネスでも投資でも独自の世界観を持ちたい。

そうボクは考えている。


その根底には世界観を持つという事は、揺るぎない信念を持つことに直結するからであり、唯一無二の存在であったり唯我独尊精神を育むために不可欠な思考だと思っているからです。


しかし、これには相応の時間も経験も掛かる。

一歩間違えれば唯の頑固者であり

柔軟性に欠如した自己満に終わってしまう。


だから思考の最終形が洗練された世界観の完成なのだと思う。

そういう意味ではビジネスの世界観はかなり近づけたと思っているが、投資家としてはまだまだだと自覚しています。


いずれは・・。


さて、前置きはこのくらいにして足元では米国経済とチャイナリスクを横目に独り勝ちモーズに凸ってる東京マーケットですが、みなさんの『相場観』はいかがなモノでしょうか?


ボクは株をメインに投資をしていますが、そのパフォーマンスの精度を研ぎ澄ますためもあり、そして場合によってはヘッジのために最低限米国株、為替、原油だけは常に監視と投資をしています。


これは、点と点を線にする行為が精度の高い投資だと考えているからです。

グローバル経済を俯瞰して見ただけで理解できるほど、頭が良くないからと言われたらそれまでなのですが・・。苦笑

実弾を投資している場合と、静観している場合とではどうしたって監視力も集中力も格段の差が出てしますので、半強制的に自分の集中力と相場観の精度を高めるためにも、タイミング見ながらではありますが株以外の金融商品にも投資をしています。


さて、圧倒的な軍事力を背景に、シェ―ルガスにより世界一の産油国、GAFAMなど世界を牛耳るハイテク産業が君臨し、基軸通貨の米国が資本主義の本尊であることは疑う余地はありません。


ならばこの最強で最恐の米国経済にいかに便乗し、母国日本の弱味を補いながら資産形成をしていくか、人生単位のシナリオを描いていくべきと思のであります。


そして、歴史的ストーリーを面白くするには必ずといっていいほど、悪役が必要でこれが邪悪であればあるほどそのストーリーは盛り上がるもの。

それに抜擢されたのがチャイだと思っている。


その中国がいよいよやらかしそうな様相を呈しておりますが、これがいつどうのような破裂をするかで、その影響も波及も変わってくると思います。

まあ、この国だけは何をしてくるか予想できませんからね・・。


しかし明確なのは経済の減速が加速していることであり、これは見方を変えればインフレワールドを緩和させる効果をもたらしますので、これは日本はもとより、諸外国の株式にとっては寧ろ歓迎すべき展開とも取れます。


その一方で、原油が90ドル/バレルを超えてきました。

$USOに投資しているボクにとっては勝ち確モーズなので嬉しい限りではあるのですが、直近CPI総合でも若干の影響がではじめています。

USO株価も$80を超えてきました🎉
昨年6月高値($90)を目指していくのか

USO(日足)


サウジの減産がトリガーにはなったと思うのですが、延長はしても減産量自体は変わっていないと記憶しています。

しかし需給逼迫かのような投機的値動きをしているのはなぜか?

また米国のリザーブオイル(景気調整用)は枯渇したままで、確か60~70ドル割れくらいになればクジラ買いするみたいなニュースがあったにも関わらず、そこまで墜ちず絶賛上昇中です。


どうやらサウジ政府がサウジアラムコの株式を売り出す計画があるようで、それまでは原油価格を高く維持するために減産延長を繰り返しているようなのです。


だとすればボクのUSO出口は『Sell the  fact』で🙆


仮にインフレ再燃→株安がきてもUSOがヘッジになるわけです。


これがホントの相場観


最近、FXの質問も増えてきたのですがトレードできるならFXが効率的です。資金の増え方も呼吸が合った時の爆発力は株を圧倒的に凌ぎます。

しかし、そこだけに目を奪われる人が多過ぎるなという印象を質問を見ていてもすごく感じます。


それだけ爆発力があるということは、同じだけ破滅力もあるということを考えないとダメ。ぜったいに。


逆シナリオを描けないのは、投資家としては致命傷です。


フォロワーさんは周知だとは思いますが

ボクはドル円でもスイングしか致しません。

ほぼ24h動いている訳ですし付き合い切れません。


まあ、FOMCなどの特殊なイベンツ時に敢えて瞬間風速を獲りにいくことはありますが。


寝ている時に、仕事している最中に、フラッシュクラッシュみたいな急落がきたら怖いからスイングはちょっと・・・。

という人も少なくないようですが、それはもう仰る通りです。


為替は株以上に政治経済と直結しているというか反応が早いので、その分ボラも激しかったり、リスクは否めません。

だからこそ、ある程度中期的なシナリオ(相場観)がないとスイングで持越すのは心労が溜まってしまいます。

でも逆にいうと、それがあれば株よりもイージーモードだったりもします。

またドル円ならドルを買うか、売るかしかないわけで、株のように4000銘柄の中からどれにしようかと銘柄選定なんてしなくていいのですから、それはもう楽勝な時はバチクソ楽勝で、笑いが止まらない局面もあります。


それが、昨年からの『ドル円』トレードです。


現在も142円台から保有中で+5000pips超
詳細はXの『#一虎のドル円』でこれまでの全トレードをツリーにして残していますので、ご参考まで。


別に自慢話ではなく、なぜ負けなしでここまでできているかがとても大切です。


あくまで結果論ではあるのですが、投資なんてどれもそんなもん。


しかし、たまたま買って出た利益と明確な根拠とシナリオを持って買った結果の利益とでは同じ金額でもその価値は雲泥の差がある。


ボクが主に為替のシナリオを立てる上で重視するポイント

💎FRBの動きと思惑
💎日銀の動きと財務事情
💎日米経済動向
💎チャートの呼吸で売買


そしていま、147円や直近高値では150円超で円安と言われていますが、あと何年もすればこれでも円高となっている可能性すらボクは感じています。


BOJが腹括ってYCC撤廃(利上げ)に踏み切るならば、債務超過で日銀破綻リスク、ひいてはハイパーインフレリスクを回避できる術は果たしてあるのだろうか?


もしウルトラCがあるなら、とっくにやっているだろうし先進国で唯一の政策金利を上げれない国にはなっていないと思うのです。


ならば、中長期で見てもこのまま円安進行は止めようがなく、ドル高は米国企業業績においては不都合だからドル売りはあっても、近隣諸国で地政学的リスクから一時的な逃避先としての円買いはあっても、日本政府の政策1つを取ってみても、何一つ円高要因が見当たらないのです。


ところが一方で、優良な輸出企業の多い日本株にとってはそれが寧ろ追い風になり、コストプッシュ型インフレとはいえ長年からのデフレ脱却となり、極みは東証の低PBR是正宣言が空前の日本株バボー.。o○を匂わせてくれていることにもなっているわけであります。


つまりどのピースが足りなくてもダメなわけで、意図的か否かは別として全てはやはり連動しているんだなと・・。



いつどこにどのような形でトラップが仕掛けられるかは分からなくても長期的な視界が開けていれば足元のトラップなんてトレードで多少の痛手は喰っても、投資先への影響は振り返れば誤差でしかないのが株式投資です。


だからボクはトレードと中長期の口座を分けて、スマフォでは中長期の売買はできないようにしています。

どーしたって揺さぶられれば、動揺もしますし「もしかして・・」と思わされたりして、折角のポジションを解消してしまい兼ねないので。


とまあ、このように偉そうなことを語ってはいますが投資に絶対も100%もない以上は自信を失うこともありますし、自分の判断を疑ってしまうこともあります。


だからこそ、少しでも研ぎ澄まされた相場観を持ちたいと思いますし、最終的には独自の世界観を持った投資家になりたいと思うのです。


現在、ボクはマイアミに滞在中なのですバカンスボケしているかもしれないので、まとまりのない文脈と稚拙な記事になってしまっている気がしてなりませんが、最後までお読みいただきありがとうございました。


Good Luck!

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