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【全文無料】続・一虎の相場観/政府と日銀の悪魔的シナリオが粛々と・・



昨夜に引き続き、相場観を実践の投資にどう活かしていくかのプロセスを備忘録として記したいと思いますので、お暇な時にでもご一読ください。


株式投資をする上でマストチェック指標はナンデスカ?



はい!『金利』



にも拘わらず、未だに『金利と株価の相関性』を気にしていないというか知らない個人投資家が多いようです。


これでは短期的な利益は獲れても、大河の流れが全く見えていないわけですから結局は市場に全てを吞み込まれてしまうのも必然だと思うのです。


金利を舐めたらいかんぜよ!


と、いうわけで直近大暴落のコロナショックに始まった未曽有の金融政策ですが、一昨年(2021)のコロナショックからの大暴騰、昨年(2022)のベアマーケット、そして今年(2023)のブルマーケットだって極論「金利」だけでシンプルな説明くらいならつくわけです。


日本以外は・・・。


さて、そうこう言っている内に超重要指標とも言える米長期債利回りが高値に再びタッチ●~*



思い返せば、コロナショック後の大規模金融緩和で高インフレを招いたトリガーは原油高でした。(ロシウク戦争勃発も相まって)


そして、昨年からようやくFedのインフレ退治金融政策が効いて原油も一時は70ドル割れまで落ち着きインフレ鈍化したものの、再び上昇して90ドル突破してきた。

まあその理由はサウジの・・と昨夜も解説をしましたがインフレ鈍化指標を鵜呑みにはできない水域まで金利上昇している事実は決して見過ごせませんね!


米国株投資をしている人は、

いまはどこへ投資すべきとお考えでしょうか。


ボクは、どうしたって上値の重い展開は否めないと思っているので、やはり(深刻な)景気後退は不可避であり、利下げ、そして暴落はまだまだ先のことだろうというシナリオをベースにしているので、今はVTをメインにUSO、INDA、ドル買いだけにしています。


米個別は買えるその日まで

潤沢な資金を準備して待てばいいのです。


ところで、日本は長いデフレ脱却からインフレになって景気が上向くから株式投資には絶好のタイミングだという論調がありますが、ボクのような金融ド素人でも、一瞬「え、、そうなの?」と疑問が湧く。


みなさんはどう?



だって本来ならインフレ時代に資産を守れるのは『キャッシュ』或は『株の空売り』だと思うからです。


つまり、インフレとは物価が高騰し通貨の価値が下がる現象なんだから現金は目減りするんじゃないの?と思ってしまうのは、日本国民だけ。


正常な中央銀行なら早晩、インフレ退治のため利上げを敢行するわけだから減価した分を政策金利上昇(=金利上昇)で概ね補填できるわけです。


であれば、アグレッシブな利上げをしている昨年のような思い出すのも嫌なくらいダラダラと長いベアマーケットにおいて、株式投資をするメリットはどこにあるのだろうか、となりません?


寧ろ空売りで利益を上げやすい局面であって、買い方はブルトラップに何度もやられ阿鼻叫喚を株クラでも見飽きるくらい見た記憶もあります。


そんな中、ボクは空売り三重奏だの、四重奏だの、多いときには五重奏などアグレッシブにショートで攻めたのを古参のフォロワーさんなら憶えているかと思います。

それでもまあ、コロナバブルからの半値押しで昨年10月に大底をつけました。⬇️

S&P500(日足)


この10月の時期には「買い場、買い場、買い場」と叫んでいる動画もyoutubeに残っています。


話を戻して、これを見ても一目瞭然ですね。


本来インフレ下では株式投資は控え、キャッシュ預金の金利でインフレ減価の補填をしながら、できる人は空売りで資産を安定的に増やすべき局面なのです。


とは云え、ここで超絶注意点が2つある。



①政策金利にニアリーイコールな金利を提供してくれる銀行口座や証券口座を持っていること。

②インフレ退治のため金融引き締め(利上げ)をするまともな中央銀行であること。


これが揃っていれば、インフレ率と金利は概ね並行に推移することになるから、インフレで目減りしたお金の価値は中央銀行の利上げによって担保され国民は単にそういった銀行預金をしているだけで減価を利息という形で補填できるわけであります。


一方で日本はというと・・・。


もう言いたいことはわかりますよねw


グローバルなインフレに対し輸入依存の日本はコストプッシュ型のインフレになるのは必然です。

しかし日銀は一向にまともな利上げをしない。否、できない。


なぜかというと、政府と日銀が描く悪魔的シナリオ通りになっているのだから、やるとするなら追い討ちをかけるような殺傷政策だ。




詳細は後述しようと思うけど、残念ながら我々日本国民はこの悪魔的シナリオのせいで、条件を満たすことはできないだろうと考えます。


累積計算すると個人でも途方もない税金を搾取されながら(税金の種類も実に数十種類にも及ぶ)本来なら長期的に株高要因であったこれまでのデフレ時代に預金しか選択肢がない教育しかされず、従来株式バリュエーションが下がるインフレ時代の到来を前に政府に推奨されて『新NISA』株式への転換させられるのだから、いつだって情弱国民は鴨でしかないのでしょう。




そこへきて、株式をやっていると情報過多にもなりがちだがしっかり自分のフィルターさえもっていれば、圧倒的優位性を持っていると思うんです。


ほんとうに。


ただ、知識や情報というのは知っているだけで活かせなければ「何も知らない情弱民」となんら変わりません。


しかし簡単なことではありません。


だからこそ、自分なりの相場観を研ぎ澄ましながら相場に対峙する必要があると言っている理由はここにあるのです。


みなさんも一緒に相場観を研ぎ澄ましていこう!


明日はいよいよ「政府と日銀の悪魔的シナリオの闇」とそんな中でどう自分の相場観を実践で活かしていくかを書いてみようと思っています。

思っているだけで、マイアミの誘惑に負けるカモw


今夜も最後までお読みいただきありがとうございました。


Have a nice three consecutive days off!





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