見出し画像

未来は『今の代償』




いい加減目覚めなさい


『日本という国は特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、凡人が安い給料で働き、高い税金を払う事で成り立っているの。

そういう特権階級の人たちがあなたたちに何を望んでいるか知ってる?

今のままずーっと愚かでいてくれればの。

世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、SNSやソーシャルゲームに没頭したりTVや漫画でもボーッと見て、知らない内に広告を刷り込まれては何も考えず買い物や散財をして、会社に入ったら上司のいうことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険なところへ行って、戦ってくれればそれでいいの』


これは天海祐希さん主演の「女王の教室」という賛否あったドラマ内の台詞に少々ボクが味付けしたものです。



当該ドラマに対してパワハラとも言えるシーンも多かったようで、一般大衆は子供への教育上よくないとか賛否あったようだ。


しかし、当ドラマの最も注視しなければならないシーンは子供が遅刻したら廊下に立たされたり、給食お預けされたりといったような「昭和的モラル」などではなく、上記の台詞だと考えます。


確かに普通に生活をしている一般大衆は日々の生活や仕事に追われ、隙間時間にSNSで承認欲求を満たしながら酒を呑むくらいしか楽しみも時間もないのかもしれない。


しかし『投資』を少しでもカジって見ると、これまでの常識が圧倒的非常識じゃねーの?と感じることが増えてきて、さらに自ら情報を獲りにいけば錯綜し過ぎて何が本当かわからないくらい「不都合な真実」に溢れ返っていて前出の台詞もあながちフィクションではないと確信めいたものが湧いてくる。


ーしかし


ここから先が大切だ


なんか、都合のいいようにボクら庶民は踊らされてるなと気付いたり、文句を言ったり、愚痴ったりなんていうのは誰にでもできることです。


誤解を恐れず言うなら、その他大勢の無知な一般大衆と何ら末路はかわらないということです。


ーどうする?


誰が何と言おうと、何をしていようと

自分の身(大切な人も含)は自分で守る以外にないという真実をまずは受け止め、次にそのための手段を講じる以外に道はないのです。


多くの人は何か起きてから、自分の身に火の粉が掛かってからアタフタし、他人のせいにして文句をいうことくらいの選択肢しか持たされていない。


もっと言わせていただけば、みんな薄々気付き始めている沈みゆくニッポンと何が悲しくて心中せねばならんわけ?



誤解を招かないよう一応言及しておきますが、ボクは純日本人ですし日本は大好きです。しかしだからといってその舵取りを非力な自分ができるわけもないのですが、このまま無能政治家のお粗末すぎる国の経営にお付き合いするほどお人好しでもバカでもない。


読者のみなさんは、少なからず投資に携わっているとお見受けしますので、何かしらの危機感を持たれているのだと思います。



「今だけ、金だけ、自分だけ」



これは、ホワイトハウスでさえもウォ―ル街に支配されていると言われる所以なのですが、日本は米国のそれとは比較にならんほどの地獄絵図なのだから、極論「国民の生活だの人生など構っちゃいられねーよ」というのが国家の本音であり、数字が示す未来予想図なのだと思っています。


例えば:

国力というのはその国の通貨とイコールです。

仮に一切輸入に頼らず、貿易などもせず、iphoneもamazonもグーグル先生もNetflixなどなど一切使わずとも、この国が生き延びることができるのなら『円』を独立通貨として「外国行かないし、日本でしかお金遣わないから別に円安だの円高だの無関係だー!」と言っても問題ない。


しかし現実は寧ろ真逆の環境下であり、エネルギーも食品もあらゆるモノを輸入に頼るしか手立てのない国がニッポンなのです。


ーつまり


現時点では「円」の信任(=日銀の対外信任)がかろうじてあるからそれらの輸入ができボクらは日本で不自由ない生活が営めているわけです。


だから、ドル円、ポンド円、ユーロ円というように通貨価値というのは対比評価なのであります。


そして遂に『円安=円弱』トレンドへ大転換をしてしまった。

このトレ転は、これまでのような日米金利差だの、テクニカルだのでは決して抗うことのできないファンダメンタルズによる大円安時代到来を意味していると個人的には確信しています。


また、為替相場の大トレンドというのは、株式市場とは比較にならないほどの資金量がデイリーで売買されている超巨大市場なのでちょっとやそっとのことでは転換できないものが転換したわけで、例えたら大型クルーザーなどのヨットであれば方向転換するのは割と容易で機動力もありますが、超巨大旅客船タイタニック号級ともなると方向転換に相応の時間が掛かりますし、ゆっくりじっくりなものだから乗客も気付けないんです。


多くの国民はこうなってはじめて騒ぎ出す。☟



ではそのファンダメンタルズとは?

これは過去に何度もnoteやポストもしてきた通りで、改善どころか今もなお悪化の一途を辿っております。


アベノミクスがA級戦犯だと言われる所以はこれ。☟

異次元すぎる


メタボ禍した日銀BS


にもかかわらず、総選挙では票集めのため全党バラマキリップサービスの応酬であるのですから、総選挙後はどこが与党になろうと更なる財政出動で赤字を膨らませ「国債の買いオペ減額」どころか「買いオペ増額」を強いられることになるのは明らかなのです。



つまり、一転の曇りなく円暴落



冒頭の台詞ではないけど、いい加減政府も目を覚ませよ!と言いたいところですが、残念ながらこの国自体はそんな次元はとっくに過ぎてしまったので
す。


もはや延命装置を装着した状態にあり、10年以上も異次元に円を刷り続け長期金利を抑え込み続け、株価暴落をさせないよう買い支えた結果、その代償が余りに大きくなり過ぎてしまい、「買いオペ減額」するということは事実上、延命処置を外す行為であり即死(自死)を意味します。


8月5日の世紀の大暴落は「利上げ」ではなく、本当の理由となったトリガーはこれです。そんなマーケットの反応を直視した無能政府も植田総裁もチジミ上がったはず。

だから結局、パンクするまでバラマキ続けるか、植田総裁が日銀最後の総裁となることを腹括って本格引締め(日銀自死=円紙屑化)するかの二択しかないのです。


つまり、どっちも結局『円暴落』必至なんです。



国はもう手遅れですが、ボクら投資家ならまだギリギリ間に合う可能性は残されていると思います。


トレードの際にもよく言いますが、ボクらが出来ることというのは、国がどうなるかを予想することでも、円安円高になるよう努力することでもなく、どう転んでも被害を最小限に抑える『リスクコントロール』だと思うのです。


とは云え、以下の3つのいづれかでも起きたらお仕舞です

⑴核戦争

⑵南海トラフ

⑶日銀債務超過で破綻→ハイパーインフレ


⑶であれば、最悪のシナリオに組み込んではいるのでそれなりの被弾は免れませんが、能天気に円資産しか持ってません的な国民は想像するだけでも悲惨、無惨すぎる。


⑴、⑵は資産どころか存命できるか否か問題ですw


何がいいたかったのかというと、未来を予測して怯えたり、陰謀論に喰いついたり、暴騰暴落論者に煽られたりする暇があるなら、やるべきことはたったの1つ!


今なのよいま!

今をどう生きるかだ。

過去をゴムのロープで 引きずったり、未来を手繰り寄せるような真似はしないこと。

ゴム伸び切って前へ進めず、 ビューンと戻されるだけ

未来にふわふわ期待も予想なんかだめよーダメダメ

いま目の前にあること(モノ)を差し置いて一体なにが得られると思ってるのよ?ただの逃げ口上だなそりゃ。例外認めません!


今が大事だ。

今何ができるかだ。

今に喰らい付け。

それで全てが決まる。


ボクはそう思ってる。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?