
【WSJ有料記事】「現金は王様」象徴 高配当株にマネー殺到
割高なグロース株には見切り売りが膨らむ
投資家は通信大手AT&Tやたばこ大手アルトリアといった銘柄に資金を逃避させている(写真はカリフォルニア州のAT&T店舗、2021年7月)PHOTO: DAVID PAUL MORRIS/BLOOMBERG NEWS
By Karen Langley and Gunjan Banerji
2022 年 5 月 25 日 10:03 JST
保存する
シェア
文字サイズ
今は何と言っても「現金は王様」の時代だ。ここにきて市場のお気に入りだった自社株買いに積極的な企業よりも、高い配当を提供する企業が選好されており、「キャッシュ第一」の投資家心理を色濃く反映している。
安定した配当支払いを確約する企業にマネーが殺到する背景には、米連邦準備制度理事会(FRB)の利上げと株式市場の低迷を受けて、手元に現金を確保しておきたいとの欲求が高まっていることがある。
ここから先は
1,571字
¥ 100

この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?