23.03.01(水)【製造購買担当者景気指数】追風
取引開始前の見通し
今日の日経平均株価は、上値の重い展開が想定される。
米国市場では利上げ長期化の懸念がくすぶる中で株安となっており、日本株の重しになりそうだ。
先行きの手掛かりに乏しく、朝方の取引が一巡した後は方向感を欠く値動きが見込まれる。
日経225 5分足
始値27,363
高値27,530
安値27,305
終値27,516
1日の流れ
日経平均は、81円安と軟調にスタートした。
寄り付き後も下げ幅を拡大し、一時、140円安まで値下がりする場面もみられた。
前場中ごろに中国の経済指標が公表されると次第に値を戻し、後場は小幅高の水準でもみ合いとなった。
物色動向としては機械関連がしっかりだったほか、低PBR株が買われた。
中国の国家統計局が発表した2月の製造業購買担当者景気指数(PMI)は52.6と1月の50.1から予想以上に上昇し、2012年4月以来の高水準を記録。
財新/S&Pグローバルが発表した2月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)も51.6と前月の49.2から上昇し、好不況の分かれ目となる50を7カ月ぶりに上回った。
市場では「日経平均が底堅さを維持しているのは、中国景気の回復を織り込んでいるからではないか」との声が聞かれた。
中国景気の復調が今年の日本経済に対しても追い風になっているという。
一方、日経平均は材料難で方向感のない展開が続いており、目先も一進一退の値動きを予想する意見が聞かれる。
東証プライム市場の売買代金は2兆7883億3100万円だった。
東証33業種では、鉱業、鉄鋼、非鉄金属など19業種が値上がり。
精密機器、海運業、医薬品など13業種は値下がりした。
空運業は変わらずだった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1075銘柄(58%)に対し、値下がりが672銘柄(36%)、変わらずが88銘柄(4%)だった。
今日の取引
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