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第249回 新規上場の中の注目銘柄④

先週からの続きです。

今日の1銘柄目は145AL is Bです。


上場日は令和6年3月26日(火)ですので、上場後約1年の銘柄です。
それで、初値1,553円に対して現値は54.2%下落の680円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。

ここは、上場時は赤字企業でした。
事業内容が、ビジネスチャット「direct」を中心とした現場DXサービスの開発・提供を手掛ける企業と言うことで、ここも時代に沿った魅力的な業種だとも考えられます。
ただ、ビジネスチャットは結構種類があるので、他の物との差別化が肝心だと思います。

      売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単21.12*    770  -312   -313   -335  -86.1   0
単22.12*    970  -263   -265   -316  -76.2   0
単23.12   1,279     38       32      46    11.1   0
単24.12予  1,660   150     130    100    19.5   0
単25.12予  2,200   330     330    250    48.8   0

業績的には右肩あがりになっています。
利益率も向上していることから、目先的に材料が出てくれば跳ねそうな雰囲気があります。
ですので、注目銘柄には入れておきたいと思います。


2銘柄目は137ACocoliveです。


上場日は令和6年2月28日(火)ですので、上場後約1年の銘柄です。
それで、初値3,990円に対して現値は71.1%下落の1,770円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。

ここは、上場時から黒字決算が続いています。
事業内容が、不動産業界向け顧客・追客管理ツール「KASIKA」の開発などを手掛ける企業と言うことで、IT関係と言うより、不動産関係と考えた方が良さそうです。
「KASIKA」の課金は月額利用料なので、今後とも安定的な収益を見込むことができます。
また、利益率も高いことから、安定的な成長を期待することも出来ると考えます。

     売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単22.5*    557    69     70     48   17.9     0
単23.5*    797  140   140     97   35.6     0
単24.5   1,027  215   203   149   53.4     0
単25.5予  1,260  250   250   180   61.7     0
単26.5予  1,500  350   350   210   72     0〜10

この辺りが評価されて、株価は比較的高い水準で底値圏を形成しています。
不動産不況が到来し、解約が相次ぐようなことが無ければ、業績は安定的に推移してくれるでしょう。
目先的には大きな不安要素は無いので、注目銘柄に選びたいと思います。


3銘柄目は5252日本ナレッジです。


上場日は令和5年3月23日(火)ですので、上場後約2年の銘柄です。
それで、初値3,750円に対して現値は73.4%下落の990円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。

ここは、上場時から黒字が定着している企業です。
事業内容が、ソフトウェアのテスト・品質検証サービスのほかシステム受託開発と言うことで、安定的な企業だと言う印象を受けます。
実際、業績を見ても安定していますし、配当も出しています。

      売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単21.3*   2,823     54     63     32   28.6   15
単22.3*   3,231   132   137     94   82.7   15
単23.3    3,550   203   191   137    115.3   15
単24.3    4,076   250   266   202    146.9   20
単25.3予   4,300     60     70     50   36.3   20
単26.3予   4,800   150   160   100   72.7   20

ただ、前期まではインボイス制度関係の特需があったようで、今期以降は落ち込んだ利益の回復に努めているようです。
しかしながら、特需剥落による業績の悪化は織り込み済みであり、今後の成長に期待したいところです。
目先は動かないかしれませんが、一応、注目銘柄には入れておきたいと思います。


4銘柄目は5580プロディライトです。


上場日は令和5年6月28日(水)ですので、上場後約1年半の銘柄です。
それで、初値3,005円に対して現値は67.6%下落の989円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。

ここも、上場時から黒字が定着している企業です。
音声コミュニケーションのDXに向けたワンストップ・ソリューションの提供手掛ける企業と言うことで、一聞すると時代に沿った魅力的な業種のように聞こえます。
しかしながら実際は、PBXをクラウドで提供するシステムサービス会社と言うことで、単なる音声回線の会社と言うことです。
音声通話自体は、時代が変わっても無くならないと思うのですが、PBXはルータで代替できるため、個人的には魅力を感じないです。

       売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単21.8*    1,599   94     89     63   44.7     0
単22.8*    1,777    110   114     81   58        0
単23.8   2,008    129   126     90   62.6     0
単24.8   2,196    190   187   148   90.7     0
連25.8予  3,200    200   200   130   78.4     0
連26.8予  3,600    230   230   150   90.4     0

ただ、業績の方は、ゆっくりとした右肩上がりです。
無配ですが、1株利益が高く、初配がありそうに思えるので、一応、注目銘柄には入れておこうと思います。


最後は9159WTOKYOです。


上場日は令和5年6月29日(木)ですので、上場後約1年半の銘柄です。
それで、初値7,000円に対して現値は67.6%下落の1,935円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。

ここも、上場時から黒字が定着している企業です。
事業内容が、「東京ガールズコレクション」を活用したブランディング事業を手掛ける企業と言うことで、面白い業種だとも考えます。
ところが、残念ながら、業績は鈍化傾向です。

       売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単22.6*    2,065    93     87   128    53.5   0
単23.6   3,616    645   620   406   165.6   0
単24.6   3,957    508   496   327   123.2   0
単25.6予  4,190    560   550   360   134.1   0
単26.6予  4,400    600   590   390   145.3   0

利益率は悪くないのですが、成長性が期待できないと、株価の上昇も期待が持てません。
来期以降は海外進出も目指しているということで、多少は期待感も出てくるかもしれません。
無配ですが、株価的にも高い訳では無いので、一応、注目銘柄には入れておこうと思います。

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