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第247回 新規上場の中の注目銘柄③
今日の1銘柄目は9344アクシスCです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738786929-js8uViRCZOAGrIegtDx3fBUq.jpg?width=1200)
上場日は令和5年3月28日(火)ですので、上場後約2年の銘柄です。
それで、初値3,030円に対して現値は67.9%下落の972円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。
ここは、上場当初から黒字が続いています。
事業内容は、ハイエンド領域マネージャーの人材紹介やスキルシェアの複合サービス提供をと言うことで、今の流行りだと言えます。
そして業績的には、右肩上がりの動きが続いています。
ただ業種が、景気に左右されやすい人材派遣系ということで、割安に放置されているのだと考えられます。
売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連22.6* 3,513 501 493 324 80.8 0
連23.6 4,342 673 644 418 99.2 0
連24.6 4,665 833 831 502 101.3 0
単25.6予 5,200 700 700 640 128.1 35
単26.6予 6,300 900 900 570 114.1 35〜36
ただ、令和6年9月30日(月)に発表した「事業計画及び成長可能性に関する事項」では、27年6月期の目標売上高は75億円、営業利益12億円としています。
そうなると1株益は140円程度になるので現値は割安と言えます。
短期的に問題点は見つけられなかったので、注目銘柄の一つにしたいと思います。
2銘柄目は9345ビズメイツです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738786944-UStyE6Qn5PwsamiOLdKoIbVq.jpg?width=1200)
上場日は令和5年3月30日(木)ですので、上場後約2年の銘柄です。
それで、初値5,310円に対して現値は64.6%下落の1,848円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。
ここも、上場当初から黒字が続いています。
事業内容が、ビジネス英会話「Bizmates」の提供や外国人ITエンジニア紹介を手掛ける企業と言うことで、グローバル企業という見方もできます。
業績的には、右肩上がりです。
ただ、9344アクシスCと同じ人材派遣系の業種であることから、割安になっていると考えられます。
売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
連21.12* 2,452 267 261 184 133.7 0
連22.12 2,837 343 328 225 163.7 0
連23.12 3,135 348 318 199 130.1 0
連24.12予 3,550 400 390 250 155.9 30
連25.12予 3,900 500 490 310 193.3 30〜35
1年前の令和6年2月14日(水)ですが、「2023年12月期 決算説明資料」で「事業計画及び成長可能性に関する事項」を公開しています。
この効果や初配の発表等で、既に株価は底値圏から離脱しています。
このため、今回の投資法では見送りにしたいと思います。
3銘柄目は168Aイタミアートです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738786994-g6VIzhcipHyKuwxJYntBSjFs.jpg?width=1200)
上場日は令和6年4月8日(月)ですので、上場後約1年の銘柄です。
それで、初値2,000円に対して現値は53.6%下落の951円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。
ここは、上場時より黒字を維持しています。
事業内容が、ECサイト「キングシリーズ」などを通じて、広告商材の企画・製造・販売を手掛けるということで、面白そうな企業です。
実は、令和6年10月に、一度暴騰しています。
その時の材料は、「選挙活動に向けた「のぼり」や「たすき」、腕章、バナースタンドなどの商品を取り扱う」ということで買われたようです。
が、当然ながら、今の株価はそのことが無かったようなところまで売られています。
売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単22.1* 2,106 -4 17 14 14.8 0
単23.1 2,506 113 127 91 87.5 0
単24.1 3,112 192 221 153 145.9 0
単25.1予 3,550 180 165 110 74.8 20
単26.1予 4,200 215 200 135 91.8 20
業績としては、右肩上がりです。
手垢が付いていることがマイナスポイントですが今夏には参議院選もあることから、一応、注目銘柄にはしたいと思います。
4銘柄目は5884クラダシです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738787077-DwBN6i08WZYUqz2cJnarQIHe.jpg?width=1200)
上場日は令和5年6月30日(金)ですので、上場後約1年半の銘柄です。
それで、初値800円に対して現値は61.9%下落の302円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。
上場時は赤字で、前期は黒字を確保しているのですが、金額的には微々たるものです。
事業内容が、ソーシャルグッドマーケット「Kuradashi」の企画・制作・運営を手掛ける企業と言うことで、食品ロス関係だそうです。
将来性と聞かれれば、食品に特化しても、4755楽天Gよりの優位性が持てるかどうかだと思います。
そもそも食品は単価が安いですし、将来性もちょっと疑問符を持ってしまいます。
売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単22.6 2,073 -74 -74 -80 -9.2 0
単23.6 2,910 -164 -171 -167 -17.4 0
単24.6 2,862 21 23 12 1.2 0
連25.6予 3,900 30 25 20 1.8 0
連26.6予 4,500 50 45 35 3.2 0
利益率もまだまだ低いようですし、今回の投資法では見送りにしたいと思います。
最後の銘柄は149Aシンカです。
![](https://assets.st-note.com/img/1738787180-aziqHEvo1fePdJNFDW6Vytk3.jpg?width=1200)
上場日は令和6年3月27日(金)ですので、上場後約1年半の銘柄です。
それで、初値1,671円に対して現値は53.0%下落の781円というものです。
「96ut.com」の情報ページは、ここになります。
ここも赤字で上場して、直近で黒字転換しています。
事業内容が、コミュニケーションプラットフォーム「カイクラ」の開発や販売などを手掛ける企業と言うことで、ここも時代に沿った魅力的な業種だとも考えられます。
「カイクラ」は、中小のコールセンター等で利用するシステムで、電話対応等に特化したシステムです。
ホームページでは継続率が高いと書いているので、売上高や利益は右肩上がりになるはずです。
売上高 営業利益 経常利益 純利益 1株益(円) 1株配(円)
単21.12* 577 -96 -91 -89 -33.4 0
単22.12* 768 -150 -150 -136 -50.6 0
単23.12 1,040 101 98 108 40.5 0
単24.12予 1,220 75 45 20 6.3 0
単25.12予 1,600 180 160 120 37.9 0
株価的には、将来性を見込んだものになっています。
このため、反騰のタイミングがまだ先になると考えられます。
ですから今回の投資法では、見送ろうと思います。