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【ナスダック】23/4/6(木) 米経済指標、ISM,雇用関係鈍化…  ナスダック上値重い…

みなさん、こんにちは!
今日は4月6日木曜日です☺

日本株が上値が重くなってきてる傾向にあります。
アメリカのハイテク関連も金利低下しても売られました。
背景には今週の経済指標、製造、雇用関係だんだんと、弱くなってきてる傾向が影響してますので、今日はそのあたりをみていきましょう!

日本のマーケット


🔶4月6日 27,472 -340.63  -1.22%

今日は、3指数下落となりました…
業種別でみると海運が連日上げていたのでその調整が入ったのか、売られていて、電気・ガス、医薬品などのディフェンシブ株が下支えをした日となりました

水曜日、木曜日と売られたのは、アメリカで今週発表された、経済指標が景気後退を思わせる結果だったからです・・・

今までは、悪い指標がでると、利上げが控えられ、株高傾向になりましたが、もうそのフェーズは過ぎ去り、今は悪い指標がでると、景気後退を織り込みにいく状況です

先日までは、金利低下によって、ハイテク関連は買われる動きをしていましたが、それもなくなり、金地低下でもハイテク関連も売られる地合いになっています

そして、安全資産とされる債権、金が買われていることから、
リスクオフムードが強くなる傾向にあります

ナスダック、S&P、ラッセル、米国債10年利回りのチャートを比較


🔶指数比較

ナスダック、S&P、ラッセル、米国債10年利回りのチャートを比較したものです。アメリカの金融不安が伝わってきたのが3月10日の金曜日、そのときの市場の関心は日銀の会合でイールドカーブ修正の件だったんですが、思わぬシリコンバレー銀行のネガティブ材料が伝わってきてそこから金融株は下落に転じました

そして、その翌営業日の13日紫色の米国債10年利回りが4%で推移していましたが3.5%まで低下。

🔶ハイテク優位

このチャートのように、そこからはハイテク系が集まったナスダックは上昇に転じ、小型株で形成されるラッセルは下落・・・😥

金融不安が起こると、小型株というのは
・資金面での借り入れが難しくなる
・銀行も貸し渋る

→そうなると、資金力があるGAFAMなどが買われる傾向にある。
なののでナスダックが買われていたわけです✨

ただ、これも束の間の上昇の可能性が高い。
一時的に金利低下で買われが、それが、業績をともなっての上昇トレンドではないからです

FRBの利上げによって、その効果が表れてきたのか、ことごとく経済指標が前回、そして予想も下まわる結果となっています

では、まず今週の経済指標をダイジェストでみていきましょう!

今週の経済指標


🔶4月第1週の経済指標
・3日のISM製造業指数
・4日のJOLT求人件数
・5日のADP雇用統計
・5日のISM非製造業指数
盛りだくさんです!!!

緑色の枠が製造業指数、赤枠が雇用関係

7日の金曜日に、一番注目の雇用統計を控えています!!

なんと、5日までに発表された4指標すべて、前回、予想も下回る結果になりました・・・

ISM製造業指数


🔶3月のISM製造業景況指数
前回 47.7
予想 47.5
結果 46.3

こちらは、400以上の企業の購買担当者にアンケート調査を行い、発表されます。指数は新規受注・生産・雇用・入荷遅延・在庫の5つの項目の総合指数。指数が、50を下回ると景気後退、50を上回ると景気拡大を示す。

今回の結果が46.3と2020年5月以来の低水準なので、時期的にはコロナショック後、以来の数値となりました
・新規受注:44.3に低下
・雇用指数:46.9に下げて2020年7月以来の低水準

つまり、需要の先行きは不透明とのことを意味しています

しかも22年の12月以来、50割れは5か月連続です😥

金利上昇とリセッションの強まりから、銀行の貸し渋りも影響し設備投資に重しとなっていることを示唆している結果となりました

JOLT求人件数

🔶結果
前回 1056.3万件
予想 1040.0万件
結果 993.1万件

なんと今回、1000万人を下回りました・・・これは2021年以降初めてとなりました・・・


1人の失業者に対して、1.67件の職があることになり、これが、前月の1.86件から減少しました
ちなみに、パンデミック前は1.2件だったので、まだその水準ではないです

🔶小規模の求人減
特に従業員が10人以下の小規模の企業での求人件数が大幅減少しました。先ほどみたように小型株で構成されているラッセルが弱いのは大きな企業より
資金力もとぼしいので、今は、設備投資などできる状況ではなくなってきているので新しい雇用を雇うほどの、余裕がないということです

ADP雇用統計

🔶雇用統計の前哨戦ともいわれるADP雇用統計
前回 26.1万人
予想 20.0万人
結果 14.5万人

こちらは、約40万の顧客の給与計算データから算出していて、民間の統計なので、金曜日発表の雇用統計と大きくずれることもあります

とのことで、金曜日の本番の雇用統計の参考にとどめておく程度でいいと思います!

ISM非製造業指数

🔶ISM非製造業景況指数
そして、5日にもう1つ、大事なISM非製造業景況指数の発表がありました!
前回 55.1
予想 54.5
結果 51.2

とのことで、前回、予想ともに、大きく下回り、50に近づいてきました。

新規受注:52.2  前回から62.6から低下して、3カ月ぶり低水準

ただ、1月に1度50を下回ったんですが、平均すると50より上で推移。長期でみると、21年後半をピークに右肩下がりになってきてます😥

今回の4つの指標から、つい、先日まではアメリカ経済は強いと言われていましたが、あきらかに利上げの影響、景気後退を思わせる数字となりました・・・

失業保険申請件数

🔶失業保険申請件数
実は、毎週木曜日に失業保険申請件数の発表がされていて、これも
雇用の状況をみるうえで重要な指標なんです

その結果がでました
・前回 24.6万件 ですが、かなり最初の値より増えていますねww
・予想 20.0万件
・結果 22.8万件

たしかに、前回よりは減少しているが、3月くらいのころからみると、増加傾向ですし、また、修正が入って増加するかもしれません

失業保険継続受給者数も増加しているので、今職についていない人が増えていることを意味しています

米国債10年利回り

🔶サポートライン割る
4月6日には、一時3.25%をつけ、過去何度かサポートなっていた
3.4%を下回ってきている状態です

今までであれば、経済指標で弱いデータがでれば、金利がさがっても株高になっていたんですが、この3.4%をさらに割っていくようであれば、経済の見通しが悪いから、債券が買われリスクオフムードもその影響です

なので、ハイテク株に3月の金利低下のときに流れていた資金がほかのセクターにうつるのではとみています。
ということは、ハイテク関連がうられる可能性が高いわけです。。。

雇用統計

🔶金曜日に発表を控えています
非農業部門雇用者数変化
・前回 31.1万人
・予想 24.0万人

予想は大きく減少の見通しです

失業率
・前回 3.6%
・予想 3.6%

とこちらは変わらずです

この日アメリカは休場ですが、結果には要注目です!!

クリーブランド連銀のメスタ-総裁

🔶クリーブランド連銀のメスタ-総裁
FRBメンバーからの利上げについての発言がでています

クリーブランド地区連銀のメスター総裁は、経済は減速に向かっているように見えるが、FRBはさらなる利上げを行う可能性が高いとの見方を示してるとのこと

🔶次のFOMC
つまり、次のFOMCは、5月2日 〜 3日 です。今週の経済指標から、実は0.25ポイントの利上げをしてこないのではという見方も増えています

FRBとしては予定通り、次も0.25ポイント引き上げて、そして、一旦は利上げ停止し、市場は利下げを織り込んでいるが、年内の利下げはしないということをパウエル議長は言っています

メスタ-総裁が言うにはインフレ率を目標に戻すには、政策金利は「もう少し」引き上げ、その後しばらくその水準で維持されなくてはならないと述べた。

というのがFRBメンバーの考えということです。
ただ、今年のFOMCで投票権を持っていないとのことですが、景気への懸念がある中、こういった記事がでると市場は影響を受けやすい時期でもあります

ナスダック見通し

🔶上値重い

3月の金融不安から金利低下とともに上昇😃
しかし、前回高値を超えられず抵抗になっている模様です

これから、決算シーズンであることや、金利が低下していても株安になるってことは、リスクオフムードがさらに強まっています
なので、なかなかこの地合いでは、高値をとっていくことはかんがえずらいですね。。。

そうなると、前回安値までの間で、レンジで動いて、完全に景気後退懸念が払しょくされるような明るいニュースがでてきから突破するのではないかと思います。そうなると、時間はかかるとおもいます

では、本日も最後までご覧くださりありがとうございました!
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