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【海運株】23/9/22(金) 海運株 権利落ち日前に調整…?? 各国の金融政策決定会合の週!!

みなさん、こんにちは!
今日は9月22日金曜日です。😃
今週は、各国で金融政策の会合がありました。
やはり注目はFOMCだったんではないでしょうか。

あと、
海運株、堅調に上昇していましたが、
中間配当の権利落ち日が近づいてきているので
そろそろ調整も想定されてきています。

そのあたりマーケット全体を含めてみていきますので
ぜひ最後までよろしくお願いします!

◆世界のマーケット


🔸日経平均4日続落。

FOMCで、長期金利が高い水準で据え置かれることを見越して、
アメリカ市場は水、木と2日続けて下げており、まだ、織り込み中といった状態です。。。
そして、日本市場もその流れを受け継いで、値がさ株が中心に下げ、
最近バリュー株を牽引していた海運が、今日は値下がりのTOPとなりました。

ただ、上海総合、香港ハンセンは上昇しています!
上海総合は、
国慶節、大型連休(9月29日~10月6日)に控えていて、
消費促進に向けた各種キャンペーンを実施する方針が明らかになっています。

ハンセン指数は、約1カ月ぶりの安値水準に落ち込んでいたことや、
連休中の消費活発化が期待されたこともプラスにつながりました。

と、いずれも上値を切り下げて下降トレンドだったことから、自律反発狙いの買いとみられています。

◆FRBが金利据え置き


🔸年内あと1回の0.25%ポイント利上げ

今週は中央銀行の会合の週となり、まず大注目のアメリカはご存じのように
年内あと1回の0.25%ポイントの利上げ想定しています。

そして、
24年の政策金利中央値を4.6% → 5.1%と修正。

🔸中立金利
パウエル議長は今回、中立金利に言及しています。

中立金利
経済(景気)に対して、緩和的でも引き締め的でもない中立的な金利をいいます。

想定外に米景気は底堅く推移していることから、いまの金利の水準ではインフレを抑制することができないと認識したとのこと。
つまり、目標としている2%がそもそも今の目標の物価高に見合う水準でなければ、さらに利上げの懸念がでてくる状態です。

あと、だんだんと市場とのギャップが埋まってきた状況ではないでしょうか。市場は、今年前半に、利下げを見込んでいましたので、それがようやくリセットされたのかなとおもうのですが、、、

◆FedWatch Tool


🔸次回FOMC 11月1日
ただ、
次回FOMC 11月1日 なんですが、市場の見方としては、
約70%が据え置きの5.25-5.5%と予想
しています。

今年最後のFOMCが、この次の12月13日になりますが、
そのときでも、約56%が据え置き予想
なんです。

なのでまだ、そこまで利上げをしていくというのは織り込んでいないのではこのデータ上では思えてしまいます。

◆CPI総合


🔸前回3.7%高

あと、CPI総合も上昇に転じてきているんですが、
これは、原油高も影響しています。

あとは、前年度と比べるので、
前年が低くなってくれば、数値はあがってきます。

前年度一番高かったのが、7月発表の9.1%だったんです。
なのでしばらくは、対象とするデータが下がってくるので、
株価でいう、押し高値みたいな感じで、しばらくは高くなってそして緩やかにまた下げていくということが想定されます。

なので、もう少し時間はかかるのではないかと思います。

◆イギリスの中央銀行 政策金利


🔸現在の5.25%のまま据え置き

次にイギリスはどうかというと、政策金利の予想は、5.50%でしたが、
5.25%のまま、据え置くことを決めました。

なんと
利上げはこれまで14回連続で行われてきましたが、金利の据え置きは、おととし12月に利上げを開始して以降、初めてとなりました。

ただ、CPIは6.7%と目標の2%までは距離がある状態なんです。。。

◆イギリスサービスPMI、9月速報はロックダウン以降最低


🔸PMI速報値は47.2

そして、イギリスのサービスのPMIは、速報値47.2で、
8月の49.5から低下し、2021年1月のロックダウン以降で最低となったということで、
雇用は過去最大の落ち込みを記録した。

政策金利発表より、PMIの発表のほうが後だったんですが、
この結果にアクセスできたとのことなので、
こういった状況も踏まえて、利上げの効果が表れているので、
金利を据え置いたと思われます。

◆日銀 金融緩和を継続


🔸物価目標実現、見通せる時期決め打ちできない

そして、
日銀はどうかというと、
物価目標実現、見通せる時期決め打ちできないということで
粘り強く金融緩和を継続していくことを決めました。

これは、ほぼ市場のほとんどの予想と一致したのではないでしょうか。


◆日経平均チャート


🔸9月22日 32,402円 -168円

日本は、朝方はアメリカの株安の影響を受けて安く寄り付きましたが、
昼過ぎ、金融政策決定会合で、現状維持が伝わり事前予想通りの安心感から
下げ幅を縮小しました。

ただこれを受けて、為替は148円台前半まで進みました。

◆米国債10年利回り


🔸一時4.5%
ということで、最近の原油高がアメリカの金利上昇へとつながっていて、
一時4.5%を超える水準まで上昇しました。

この水準が前回高値、金融引締めをしてからつけた高値を上抜いて
2017年以来の水準となりました。
この勢いで上がると、5%も目指すことになりそうなので、
しばらくは、株式市場にとっては、上値が重たい展開となりそうな感じですね。。

ということで、
今日の海運株をみていきましょう!

◆川崎汽船


🔸9/22 5414円 -3.37%

最近バリュー株を牽引していた川崎汽船が、久しぶりに、大きな陰線となり、3.3%の下落となっています。

ここ最近の上昇というのは、グロースより、バリューへと資金が流れてることもありますが、
9月の配当取りの買いもあって、上昇してきたという一面もあると思いますので、時期的には、9月中旬以降は、いつ権利落ち日に向けて下げてもおかしくない時期です。

権利落ち日は9月28日ですので、それまであと数日ですが、
ぎりぎりまで買われるか早めに調整が入ってくるかというところではないでしょうか。

◆日本郵船 商船三井


🔸海運3社調整…

・日本郵船 -2.6%
・商船三井 -1.9%

こちらの2社は上記のようになりました。
ただ今年7月ぐらいからは見事な上昇ですね。
1年前の今ごろ株価がここまで上昇しているとはとても想像できませんた。

どこまで下げるんだと。。いう状態でしたから。

相場環境は変わるもんですね。。

◆バルチック海運指数回復


🔸海運株への投資資金流入続く
こちら9月20日の株探の記事です。

バルチック海運指数が4カ月ぶりの水準を回復してきたことで、郵船は連日の上場来高値更新しています!
バルチック指数は、鉄鉱石や石炭、穀物などを運ぶばら積み船の市況でして
今月6日以降、急速に上昇してきてることが業績への期待で好材料となっています。

◆バルチック海運指数


🔸底打ち???

下のグラフが2019年からの期間です。
サプライチェーンの混乱で、一時上昇してましたが、22年後半あたりから下降気味でしたが、再び上昇に転じてきています。

赤く囲った箇所が直近1年間の期間です。それを拡大したのが上のグラフです。

そして、直近の上昇がこの白わくのとこです。 

こちらの上昇もプラス材料なんですが、海運3社の業績への比率が高いのは、ばら積み船ではなく、コンテナ運賃の方なんですね。

◆CCFI


🔸800ポイント台...

こちらが、コンテナ運賃の指標です。毎週更新されていまして
9/22は871ポイント。

ちょうど1年前の9月16日が、2609ポイント。
ということで、この1年間で随分下げたことがわかります。

この上昇は、サプライチェーンの混乱で市況が値あがったので、
そういう混乱が生じない限り、再び上昇していくというのはなかなか考えにくいので、今はコロナ前の水準に戻ってきています。。。

◆利回り


🔸3社とも3%以上

そして、こちらが3社の利回りです!!
・川崎汽船 3.6%
・日本郵船 3.1%
・商船三井 3.9%

と3社ともPBRも0.8倍で、利回り3%を超えています。

こういったバリューと利回り面で今は買われてきているので、
これが、まだ続くのであれば、権利落ち日以降の下がったところというのは、押し目のポイントとなりそうですね。

ということで、
アメリカの金利が高止まりが想定されているので、
グロースへとシフトしていくのは、利下げ観測が見えてきてからかなと個人的に思っています。
原油高がとまらないうちは、まだバリュー優位かなとみています。

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