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投資のマイルール
皆さん、株式投資やっていますか? ここ最近NISAが話題になり、投資デビューした人も多いと思います。今日は、僕が株を始めたきっかけとマイルールについて話そうと思います。
1.株式投資との出会い
別記事でも書きましたが、昔の僕は「ギャンブル狂」という言葉がぴったりな人間でした。毎週末は軍資金の3万円を握りしめ、朝から死んだ魚の目をしてパチンコ屋に並びます。夕方パチンコ屋を出るころには、その3万円を綺麗に使い果たしているというクソみたいなな生活を送っていました。
そんな僕の廃人生活を変えてくれたのは、会社の先輩の一言。
「窓際くん、パチンコやるなんてもったいないよ。毎週3万円も余剰資金があるなら株でもやってみたら?」
当時の僕は「株=大損して人生終了」というイメージでしたが、よく考えたら毎週3万円負けるのも、株で負けるのも同じじゃね? と思い、株に手を出すことにしました。
初めて買った株は先輩に進められて買った「ブレインパッド(3655)」
AIを活用したデータ分析やシステム開発・コンサルを手掛ける会社です。
当時13万円で買ったこの株は、その後半年で30万円ほどになりました。
この時の僕は思ったのです。
「株、簡単じゃん!これからは株の時代だ!」
そう思った僕は、勢いのまま適当に5銘柄を購入。
結果――半年後には数十万円の含み損を抱えていました。
「…話が違うじゃん。」
この時、やみくもに株を買うのではなく、判断軸(マイルール)をしっかりもったうえで投資することが大切だと気づいたのです。
2.投資のマイルール
ルール① 営業利益率が高い企業を選ぶ
企業の実力を測る重要指標、それが「営業利益率」。
これは「売上に対してどれだけ利益を出しているか」を示す数値で、高いほど「この会社、儲けるのうまいな!」ということになります。
たとえば営業利益率15%なら、「売上の15%は利益」となり、効率よく稼いでいる証拠。
逆に「営業利益率が低い=儲けるの下手」な場合が多く、そういう企業には投資しません。 (個人的には営業利益率15%以上が理想)
ただし、異常値には要注意。たとえばコロナ禍で異常に業績が悪化していた企業もありましたが、これは一時的なもの。こういった「特殊要因を除いた実力」を見極めるのが大事だと考えています。
ルール② 配当利回りが安定している会社
株式投資の醍醐味、配当金!
短期トレードのセンスが抜群にないことは自分自身よくわかっていたので、長期投資で配当金を得る戦略をとっています。
目安は税引き前配当利回り4%以上。
ただし、配当が高すぎる企業は「無理して配当出してるんじゃ…?」と警戒することも必要。
過去数年の配当性向をチェックして、「ほどよい配当を出し続けてくれる企業」に投資するようにしています。
直近の配当金だけを信じて投資すると、実は設立20周年の記念配当で一時的に増配しているだけというパターンがあるので、こちらもご注意を。
ルール③ セクターを分散させる
特定のセクター(業種)に偏って投資すると、「業界ごと沈むリスク」が一気にアップします。だからこそ、複数のセクターに投資してリスクを分散させることが大切。これで、どこかが崩れても、他のセクターがしっかり支えてくれるので、焦ることなく「まあ、次行こうか」って感じで乗り越えられます。
さらに、株だけじゃなく、債券などの他の資産も少し持っておくと、心の余裕が格段に増します。株が暴落しても、債券がしっかり支えてくれるので、まるで「予備の充電器を常にバッグに入れてる安心感」のようなものですね。結局、投資って「バランス」がすべてだと思います。
ルール④ 取引記録をつける
個人的には、これが一番大事だと思っています。
投資を続ける中で、どの株をいつ買ったか、配当金がいくらもらえたか、為替の変動はどうだったかを記録しておくことが重要です。
僕はエクセルで取引記録を管理していて、過去のデータを見返すことにしています。
特に、「なぜこの株を買ったのか」をしっかりと記録することがポイント。
これがあると、次回同じ株を買うか迷ったときに、「あれ?この前、買った理由が不明だったからこんなことになったんだっけ…」と、同じ失敗を繰り返さないための良い教訓になります。
最後に
今はSNSやニュースで、いろんな情報が簡単に手に入りますよね。
でも、情報を追いかけるのはもちろん大事ですが、株価の短期的な変動に振り回されず、しっかりとした戦略に基づいて投資を続けることが、安定的なリターンを得るためには欠かせません。
株式投資って、基本的にプラスサムゲームに近いと思っています。
あえて「近い」という表現をしたのは、気を抜くとすぐに負けるからです。例えば、お金があるからと言って適当に投資したり、都合のいいSNSの情報をそのまま信じて投資したら、高確率で負けるのは僕が実証済みです。
ヘッジファンドや機関投資家が持っている情報の量や精度・投資にかける時間をふまえると、個人投資家が彼らより利益を出すのは難しいでしょう。
だからこそ、マイルールを作り、取引記録をつけて、失敗したらその都度修正する…という細かい作業が必要だと思ってます。
結局、株式投資って細かい努力の積み重ねなんですよね。失敗しても、次に活かせるようにしっかり記録をつける。まるでダイエットみたいな感じですね。やり続ければ、結果は後からついてくる…かも。