社内のディスカッションで緊張する理由
あがり症とは、少し違う意味合いになりそうですが、社内のディスカッションに挑む上で緊張しています。理由は、なんでしょうか?という質問にお答えしましょう。
緊張する理由としては、予想できないことを不安がる事が、人間の脳の仕組みだからです。それは科学的にも解明されつつあります。
たまに、緊張をしない、という人がいますよね?あれは、どういう原理かと言いますと、要するに、挑むディスカッションについて、どんな流れになるのか、どんな結末になるのか、予め予想ができている、ということです。
どういうことでしょうか?
例えば、あなたが、仲の良い友達と、とこに遊びに行きたいのか話し合おうとする場合、緊張しませんよね?
それは、話し合いの中で、仮に自分として良い案が浮かばなくても、その事について咎められる事もないし、逆に友達が良い案を考えてくれるかもしれない、というように、この先の展開について、大概予想ができているためです。
これが仲が良いものの、少し怒りやすい友達であった場合はどうでしょうか?
下手な提案をしようものなら、コップを投げつけてくる、という気性の荒い友達であった場合、どうでしょうか?自分が言う一言で、もしかすると大事故にも繋がる可能性すらありえます。そんな友達と話し合うとすれば、当然緊張してくるわけです。
これは、何が理由で緊張してしまうかと言うと、要するに先が読めないからなのです。先が読めないことで、自分の身に害が及ぶかも知れない。だから、緊張しているのです。
と、少し前置きが長くなりましたが、要するに
人は、先が見えないと緊張してしまう、ということなのです。
題意についての説明としては、以上となりますが、じゃあ、どうやったら、緊張がとれるのか?
その方法には、二つの方法が考えられます。
一つは、極力、先を見える化して不安を無くすこと
もう一つは、その場に立ち、実は大した事なさそうだと肌で感じること
です。
どう言うことかと言いますと、
極力、先を見える化するというのは、
例えば会社でのディスカッションを想定する場合、変な事を言っても評価を下げ無いでくださいね、と事前に参加者とネゴっておく、とか
変な事を言っても馬鹿だと思わないでくださいね、と事前に参加者とネゴっておく、とか
ディスカッションの練習をしまくって、どんなテーマの題材が来ても、誰からも称賛されるような練習を積んでおく、とか
先に起こる事で予想できる不安を全て潰しておくということです。
これは、実際に調整や、練習をできるできない、という事があるかも知れませんが、予想して対応できるのかリスク管理するだけで、かなり不安は和らぎ、緊張の原因を取り除く事ができる事に繋がります。
もう一つ、その場に立ち、実は大した事なさそうだと肌で感じること、とはどう言う事かと言いますと、
これは、文字通り、その場を迎えてしまい、実際に、ディスカッションをした際に、テーマが自分の想定した通りであった、とか、自分が日頃から考えていることとマッチしている議題だったとかで、安心して意見を述べる事が出来ると確証が得られた、というような時に、緊張が溶けてくる、という意味です。
この二案ともに、先が読めると、不安要素が無くなってくることで、緊張が無くなるということが理解できるかと思います。
まとめますと、緊張の原因は、先が読めないということによる不安であり、それは人間であれば誰もが持つものである。
そして、その原因から、どのようにして対策をとるべきか、という点においては、どれだけ先を見通せるようにするのか、無知であることに対して、どれだけ予想して、備えられるか、ということにある、と言う点を理解して頂ければ、後は自ずとやることが見えてくるかと思います。