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何を持ってく?歌舞伎観劇時に「あると便利なアイテム」3選。

「じゃあ何を持っていったらいいんですか?」

前回までは「避けるもの」を中心に語ってきましたが、
今回は「便利なもの」の視点でお話をします。

「避けるもの」の記事はこちら↓


こちらも公式に「観劇するなら○○を持ってきなさい!」という類のものでなく、あくまで私の観劇体験からおすすめできるものを、今日は3つご紹介します。


①「ストール」は観劇に集中するための優秀アイテム

まず一つめにおすすめするのはストールなど、
折りたためて簡単に体にかけられるアイテムです。
冬ならマフラー、夏なら薄手のストールやカーディガンでもよいでしょう。
寒さ対策を自発的に行える、かつシャカシャカ音がしなければなんでもよいと思います。

劇場というのはだいたい空調が効いております。
舞台上にはダイナミックに動き続け体が温まっている役者さんがおりますし、熱源を発する照明機器なども多くあります。
そんな環境下で、劇場というのは一斉空調であることが多いです。
(全ての劇場の空調のことを知っているわけではないので、一般的に。という話です)

そんな環境下で、長いものだと2時間近く、客席にいる皆さんは身動きもせずにじっと椅子に座っているわけです。
動いていないから体も温まりにくい上に、
「空調の温度上げてください」なんてことは、観劇中には言えません。

体の冷えを防ぐためにストールをオススメしたいというのはもちろんなのですが、
五感への不快感により、観劇体験が阻害されることを防ぐため、という観点からもオススメです。

先の記事でお話しした「観劇中は五感が敏感になっている」「観劇に不要な音をノイズと感じる」という状況下で、
不要な音と同様、不快な体験である寒さを感じることも、同様に「ノイズ」になりうるのです。

せっかくの没入体験ですから、自分の五感をなるべく快適な状態に整えるためにも、温度調節できるアイテムは、便利なアイテムといえると思います。


②最近忘れがちな「現金」 劇場内は意外と出番があります

劇場も最近はキャッシュレス決済対応がだいぶ増えましたが、それでもまだまだ劇場内って意外と現金の出番が多いです。

例えばパンフレット。
大きな劇場のメイン売り場ならキャッシュレスで扱ってくれるところが多いのですが、各フロアにある臨時販売所だけは現金のみだったり。ということがたまにあります。
お芝居を見て、最初の休憩でやっぱりパンフレットが欲しい!となった時。
やっぱりイヤフォンガイドを借りたい!となった時。
近くの売り場で購入できた方がよいですよね。
(メインの売り場まで降りてもいいですが並んでたりしますし)

パンフレットも歌舞伎であれば2000円以下で買えますので、観劇だけで考えるのであれば,
3000〜5000円ほどは現金を持っておくと便利なのではないかと思います。

③「エコバック」でお土産が増えても大丈夫

持ち歩いてる方も多いんじゃないかとは思いますが、エコバックは観劇時にも役に立ってくれます。
例えば前述のパンフレットを買った場合。
パンフレットはA4サイズでそこそこページ数のある冊子です。
そのほか劇場内で買えるアイテムなどがついつい増えてしまう・・・なんてこともあります。

大きい鞄を持って観劇をするのであれば冊子やグッズの収納に問題はないのですが、そうじゃない時。
言ってしまえば身一つでも行けるような観劇の時に、
大きい鞄を持ちたい方はそんなにいないのじゃないのかなと思います。

それでも予定外に物が増えてしまった時の備えとして、エコバックなどのコンパクトに折りたためる入れ物を、持ち物としてお勧めします。

備えあれば憂いなし。よりよい観劇体験を楽しんで

ここまであると便利な持ち物として、「ストール」「現金」「エコバック」を紹介しました。
おそらく、普段持ち歩いているものとあまり変わらない方もいらっしゃるんじゃないかなと思います。

前の記事からの繰り返しになりますが、
「歌舞伎を観劇をするのだから○○を持っていかないと恥ずかしい!」
なんてものはございません。そこは安心してください。

ここで紹介しているのは、
「よりよい観劇体験をするための便利アイテム」です。
ですが、よりよい観劇体験をするための備えをしておけば、自然と楽しむ方へベクトルも向いていくのじゃないかなと思います。

そんな環境を自分自身に用意してあげるために、本記事が役立てば幸いです。

「便利なもの」と合わせて「避けた方がいいもの」はこちら↓


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