12/4の東京市場展望~株エヴァンジェリスト朝刊レポートより
おはようございます。
株エヴァンジェリストです。
会員様向け朝刊レポートより「本日の東京市場展望」をお届けします。
日経平均株価は漸く38,600円処、25日線を上放れてきました。
GPIFの来年度からの運用計画で実質的な運用利回りの目標を現状の1.7%から1.9%に引き上げる案を厚生労働省が示したことが材料視され、海外勢が先物を買い上げたといったところでしょう。
中々ブレイクできなかったところをブレイクするには海外勢の力が必要なのは誰もが分かっているところで、ショートカバーを巻き込んだ意外高に繋がった格好です。
昨晩のNY市場では、雇用統計の発表を控え手仕舞い売りが続く中、アップルやアマゾンなどが相場を支え、主要3指数はまちまち。
ダウ平均が小幅続落した一方、ナスダックは続伸して連日で最高値を更新、S&P総合500種も3営業日続伸しました。
ドル/円は一時の148,60円台からは戻したものの、149.50円台まで円高が進んでおり、大証夜間は39,245円、シカゴ値は39,240円と昨日の日経平均大幅高を考えると、CME225先物は上値を付けているだけで凄いことです。
「流れ」というやつでしょう。
本日もショートカバーがどれだけ進むかといったところになりますが、昨日引け後に月次を発表した[9983]ファーストリテイリングの反応次第では一段高も考えられます。
一つ、韓国情勢は波乱要因で注意すべきです。
杞憂に終われば、日本株は一段高への地均しになりそうです。
なお、今晩には米11月ADP雇用統計、米10月製造業新規受注、米11月ISM非製造業景況指数、米地区連銀経済報告(ベージュブック)の発表を控えています。
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