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考えていること

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建築を通して考えていること
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時間のなかの建築

時間のなかの建築

建築の外壁には凹凸があります。時の経過によってこの凹凸に埃がたまり、風雨にさらされることによって建築が「風化」します。

特に窓まわりの入り隅になっているところや給気や換気の出入口についている部材(ベンドキャップという)の下部は雨水が下がりやすく「しみ」になりやすい箇所です。

コンクリート造の場合ですと屋上などのコンクリート手すり(パラペットという)の天端は雨水が外壁に流れないように内側に勾配が

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