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ぼっちランナーの私はハーフマラソンを2時間20分15秒で走った。これは速いのか、遅いのかについて考察した。
MINATOシティハーフマラソンに参加しました。
私は今回ぼっちランナーでありましたので、自分のペースで、自分を奮い立たせて走る必要がありました。
あくまで知り合いがいないという意味でのぼっちであり、他にも走っている選手がいるわけですので、前を走っている選手に置いていかれないように走ったのでした。
結果は、2時間20分15秒でした。
ぼっちなので、友だちと一緒に楽しんだわけではなく、ガチ走りです。
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28歳男性のタイムとしては遅いらしい
このとおり私は28歳男性です。鎌田大地が同い年です。
男性のハーフマラソン全体の平均タイムは2時間前後とされています。
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さらに20代男性までブレイクダウンすると1時間55分05秒となるようです。
20代男性は全体でも速い世代であるのですが、この基準と比べると私のタイムは25分遅れを取っていることになります。
私が初心者なら、良く頑張った
ハーフマラソンでは、初心者は完走を目指し、2時間~3時間以内が目安とされています。
中級者は男性で2時間以内を目標にすることが多く、このタイムを切ることが一つの大きな目標となり、上級者になると1時間半以内が目指されます。
今大会の優勝者は1時間06分台でした。
私が最初の足切りラインくらいを走っているときに、優勝者はもう折り返して反対側の道にいたのです。
それを見て悔しいと感じることはナンセンスなのかもしれません。
私くらいのタイムでゴールするランナーも一定数存在し、初心者はこのタイム帯が多いようです。
平均より遅いことの考え方
ハーフマラソンは制限時間が2時間30分から3時間程度に設定されていることが多くなっています。今大会は2時間30分であり、私は足切りラインの全関門を残り10分ほどでギリギリ通過していました。
男性ランナー全体のタイム分布を見ると、約49.4%が2時間以内でゴールしているようです。
一方ここで考えるべき点は、完走できなければタイムがつかないということです。
私の2時間20分15秒が遅く見えるのは、完走できているランナーの集団での比較であるという前提があります。
完走率は95%ほどであり、それ自体は難しくないとはいえ、完走していること自体は評価できるものです。
また、散歩のついでにハーフマラソンに出場する人はいません。
4ヶ月ほど前からエントリーするわけなので、それなりに準備してきた集団なのです。その精鋭でも全員がやり遂げられないタスクであることを鑑みると、完走できている点では十分評価できるのです。
それでも悔しいと感じる私は、まだ戦えると思う
総合的に見ると、「2時間20分15秒」というタイムはやや遅めではあるものの、多くの初心者にとっては十分な結果です。
しかし、こんな十分さは、私には不十分なのです。
この感情は、私の子どもの頃を思い出させるものでした。
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小学生のときには、私は足が速かったのです。
中学生になったときには、そこまで速いわけではなくなりました。しかし、運動部ではあったので、それなりのところにはいました。
高校生になったときには、周りは皆体が大きくなりました。そして運動神経も発達していました。その結果、私は所謂インフレについていけず運動ができない方になってしまったのです。
周りの成長にどんどん追い抜かれ、自分は運動ができるという自信がなくなっていたのです。
しばらく運動しなくなり、そして自分がスポーツマンであったことも忘れていたのでした。運動で負けることが、悔しいことではなくなっていたのです。なぜなら運動で勝負すること自体を避けるようになっていたため。
それでも今回の結果を悔しいと感じるということは、まだ私がスポーツマンであるということだと思っています。
悔しくなるような挑戦をし続けたい
悔しさのなかには、やったものの満足のいく結果にならなかったものと、そもそもやらなかったものがあると思います。
今回、私はやって悔しい思いをしました。
しかし、これをもっとやりたいと思います。
やらなかった悔しさはいつしか忘れますが、やった悔しさは忘れないものです。
そして、悔しさを忘れないからこそ、努力できるのだと思います。
結果とは、挑戦した人のなかで生まれるものです。
挑戦した結果は平均より下でしたが、挑戦しなかったら何もなかったのです。
今回はハーフマラソンでしたが、大人になれば、あえてやらないことができます。
それでもあえてやり、悔しい思いをしたその先の、清々しさは、素敵な体験なのだと思います。
まとめると、ぼっちでも、自ら機会を作り出し、機会によって自らを苦しめたい。意外とその先に幸せがあるんじゃないかなと。