UXを無限スクロールにすべきか
Webサービスを企画開発しています。
そこでこのタイトルの件について考えることになりました。
検索でヒットする件数が多い検索結果ページを、無限スクロールにするか、ページネーションにするか。
Geminiの一般的な回答を参考にしつつ、無限スクロールを採用しているサービスを見てみることにしました。
ケース1:情報量が多い商品一覧ページ
無限スクロール方式
メリット
ユーザーは興味のある商品までシームレスに閲覧でき、購買意欲を高められる可能性があります。
ページ遷移がないため、操作がシンプルでストレスを感じにくい。
モバイル端末との相性が良く、画面サイズに制限がある場合でも快適に閲覧できます。
デメリット
多くの商品が一度に表示されるため、処理速度が遅くなったり、目的の商品を見つけにくくなったりする可能性があります。
ユーザーがどこまで閲覧したのか把握しにくく、検索結果全体を俯瞰しにくい。
商品数が膨大な場合、古い商品が埋もれてしまう可能性があります。
ページ送り方式
メリット
検索結果全体を俯瞰しやすく、目的の商品を見つけやすい。
商品の区切りが明確なので、比較検討しやすい。
処理速度が安定しており、多くの商品を扱っても快適に閲覧できる。
デメリット
ユーザーは興味のある商品を見つけるまで、複数ページを遷移する必要があり、操作の手間がかかります。
モバイル端末では画面切り替えが煩わしく、ストレスを感じる可能性があります。
ケース2:画像や動画が豊富な記事ページ
無限スクロール方式
メリット
ユーザーは記事に没入しやすく、最後まで読み進める可能性が高くなります。
画像や動画をスムーズに閲覧でき、記事の内容を理解しやすくなります。
モバイル端末との相性が良く、ワンハンド操作で快適に閲覧できます。
デメリット
読み込み速度が遅くなると、ストレスを感じやすく、離脱率が高まる可能性があります。
画像や動画のデータ容量が大きくなると、通信量が多くなり、ユーザーの負担となる可能性があります。
目的の情報を見つけにくく、記事全体を俯瞰しにくい。
ページ送り方式
メリット
記事全体を俯瞰しやすく、目的の情報を見つけやすい。
読み込み速度が安定しており、ストレスなく閲覧できる。
画像や動画のデータ容量を抑えられるため、通信量を節約できる。
デメリット
ユーザーは記事を読み進めるために、複数ページを遷移する必要があり、操作の手間がかかります。
画像や動画の表示に時間がかかる場合、記事の流れが途切れてしまい、読みにくくなる可能性があります。
モバイル端末では画面切り替えが煩わしく、ストレスを感じる可能性があります。
ケース3:リアルタイム性が求められる掲示板やSNS
無限スクロール方式
メリット
最新の情報が常に表示され、リアルタイム性を保つことができます。
ユーザーは新しい情報を逃さずに閲覧でき、常に最新の情報に触れることができます。
他のユーザーとの交流が活発になり、コミュニティの盛り上がりに繋
デメリット
過去の情報にアクセスしにくく、議論の履歴を追いかけにくい。
常に情報が更新されるため、画面が落ち着かず、集中しにくい。
処理速度が遅くなると、ストレスを感じやすく、離脱率が高まる可能性があります。
ページ送り方式
メリット
過去の情報に遡って閲覧しやすく、議論の履歴を追いかけやすい。
情報が整理され、集中して閲覧できる。
処理速度が安定しており、ストレスなく閲覧できる。
デメリット
最新の情報が常に表示されるわけではなく、更新を見逃す可能性があります。
ユーザーは新しい情報を確認するために、定期的にページを更新する必要があり、手間がかかります。
リアルタイム性の高い情報発信には向いていません。
無限スクロールを採用しているサービス
バックグラウンド通信と分割ダウンロードを組み合わせ、大量の検索結果をページを切り替えることなく、通信待ちなしでスムーズにスクロールできます。モダンな技術ですね。(モダンと言う表現が、すでに一昔前かもしれません)
Google検索
SERPsでの表示位置に大きな意味があるGoogle検索ではビジネス上の理由で採用しないと思いきや、ここ数年で順次導入されているようですね。
インフィードは無限スクロールが標準実装されているようなものですね。
Pintarest
UGC系サービスも無限スクロールですね。
なんとなく日本のWebコンテンツはまだページ分割が多く、そのためページネーションが設置されているものを見かけることが多い気がします。
しかし今後は日本でも無限スクロール採用が増えるのかなあ..?