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トーホー(8142)            2024年1月期 第1四半期 決算分析してみた 

※今回は過去の決算分析のため無料で閲覧可能ですが、次回決算分析からは有料になります。


企業情報

全体的に上昇相場であり、過去決算時に大きく出来高が増幅している。
好決算時には、窓を開けて上昇しているため決算に対する注目度は高い。


・加点

・通期3期連続最高益を出せるかが1Q決算でみられると予想
・会社予想では最高益を出す見込み
・上期進捗率は50%以上を出すと株価は上昇すると判断
・狙いは1Qでの大幅増益
・セグメント別では現在食品スーパー事業以外は好調に推移
・為替差益は好調
・全体でコスト削減に成功1Qでは期待上げ傾向があり

・懸念点

・前期2店舗閉店の影響で営業益は減益
・食品価格の高騰の影響
・食品価格の高騰の影響に関しては今期も続く可能性あり

・修正に関して

・修正が出るハードルは高い
 →前期も修正により株価は上昇
 →今期は最高益更新予想上乗せのため、株価は上昇すると判断
 →食品・スーパー事業の価格転嫁成功またはホテル・商業施設事業の業績
  好調による影響で上方修正を出せば、今後の業績向上にも期待できるた
  め、好感を得られると予想

結果

・上期経常を一転74%増益に上方修正、22期ぶり最高益、通期増額
・3か月決算実績では営業利益、経常利益で最高益更新
・売上営業損益率は前年同期の0.7%→2.6%に改善

決算の前から決算日に向けて株価は上昇しています。
決算日に好業績を出し、決算日の翌営業日に株価は上昇。

決算内容では業績を上方修正し、22期ぶりの最高益予想を出しています。

分析時は株価は1162円であったため、仮に決算日発表が行われる日と行われた後で価格の動きに注目すると

・決算日(2023年06月12日)終値:1224円
・決算日(2023年06月13日)始値:1408円

以上の結果

・決算発表日で決済をした場合:62円の値幅
・決算発表日後で決済をした場合:246円の値幅

100株購入した場合とすると

・決算発表日で決済をした場合:62円×100株=6200円の利益
・決算発表日後で決済をした場合:246円×100株=24600円の利益

利益幅は

・決算発表日で決済をした場合:5.34%
・決算発表日後で決済をした場合:21.17%

考察

・4月までの月次売上報告書等の影響により、決算に対する期待が高まり決    算日まで株価は上昇
・インバウンドによる飲食店・観光地の人流回復、外食関連事業の売上回復     で大幅増益
・食品スーパー事業においては競争激化、買上点数の減少により減益してい    るが、それを上回る他事業の業績により上方修正し株価は大幅上昇

※投資は自己責任の為、当該投資における利益・損失における責任は全て本人の元にあるものとし、最終的な決定はご自身の判断(自己責任)でお願い致します。

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