創建エース西山つぶやき20240301
西山エックス 第119号
続き③【狩野 勝さんの弔辞】
「遠き別れに耐えかねて」これは島崎藤村作詞の「借別の歌」わかれの歌ですが、西山コトさん、あなたとは今、永遠の別れをする時を迎えました。心から哀悼の意を表します。
私の生家は、群馬県勢多郡赤城村大字津久田卆立という農家三十戸の集落で我が家の前がコトさんの家でした。
長男 西山由之さんと二人の子供を立派に育て上げた母子家庭で村一番の働き者でした。
由之さんと遊んでいると「怪我をしないでネ」とやさしく声をかけてくれたコトさん、今は遠い昔です。村一番の働き者のコトさんが晩年、体調を崩され施設に入り見舞いに行くと「勝ちゃんかい」といつもにこやかに暖かく迎えてくれました。
「いつも由之がお世話になってよろしくネ」と母親らしい心遣いを忘れない、コトさんでした。
私は西山コトさんの素晴らしい点は、二つあると思います。
一つは、101才までのご長寿、ご長命だった事。何といっても長寿社会といわれるが百才を越えることは立派です。
二つ目は偉大な「西山由之」という人物を生んでくれたこと。これが何といっても大きなことであります。西山由之さんの"生母”です。ゼロから会社を作りいま3,000人の株式会社ナック創業者の"お母さん”です。語ればつきませんが―。
本日ここに親族の方々をはじめ、由之さんの友人、知人相つどい悲しいお別れの"惜別の会”に参列し、ありし日のコトさん、あなたを偲び皆様と共にひたすらご冥福をお祈りし、お別れのことばといたします。
コトさんさようなら!
平成29年1月30日
元衆議院議員 ナック監査役