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固定電話の記憶
先日、草野球の試合で地元に帰った。そう、かぼてぃー、たまに野球をやるのだ。
グラウンドの近くに僕の友達のハルキの家がある。僕はこの日、レフトを守っていて、そこからハルキの家が見える。
ハルキ同じ小学校の友達だ。確か5年、6年で同じクラスになって仲良くなった気がする。本当に良く遊んだ。めちゃくちゃハマったのがウイニングイレブン4。プレステのゲームである。多分、中学生くらいかな。
ババンギタ、足早かったな。
メロージ、ナイスキーパーだった。
ラニョッティ、ナイス角刈り。
(わかる人にしかわからないと思うけどww)
ハルキの家に行くといつも、ジュースとお菓子を出してくれて、お母さんもお姉さんも優しくて大好きだった。カルピスソーダが出てきたのを覚えている。子供ながらに「ハルキの家、お金持ち」って思ってたw
特にお姉さんはめちゃくちゃ可愛くて、のちのち歌手でデビューしたりしてた。(お姉さん、元気かな。また、カルピスソーダくださいw)
そんなハルキと遊ぶ時、約束はいつも家電。
家電に電話するって今だと考えられないよね。当時はそれが当たり前だったけど。
「あ、もしもし?かぼてぃーですけど、ハルキ居ますか?」
「はるー!かぼてぃーくん」とお母さん。
「あ、うん。遊べるよ!ウイイレやる?」みたいな感じでウイイレやりまくってたなぁ。
そんなことを考えながら、僕らのコミュニケーションはだいぶ、変わったんだなと実感する。
家の固定電話に電話を掛けて約束をする、
なんてことはほぼ無くなった。ほぼというか、無い。
固定電話に掛けると、誰が出るかわからない不安とワクワク感が襲ってくるのだ。
あの感覚が懐かしい。
固定電話でのコミュニケーションもなんだか悪くなかったなぁなんて思っていたら、
2打数2三振
だった。
試合に集中しようと思う。
バッチコーイ!