
聴覚過敏で運動会がつらい…ピストルの音や応援の声がつらいときの対策
運動会は、学校生活の中でも大きなイベントのひとつ。
しかし聴覚過敏のある人にとっては、ピストルの音や大声の応援がつらく、耐えがたい時間になってしまうこともあります。
感覚過敏の当事者や家族が集まるオンラインコミュニティ「かびんの森」でも「運動会がつらい」という声が寄せられます。
この記事では、運動会での感覚過敏体験談と、学校に相談する際のポイントについてまとめました。参考になれば幸いです。
運動会での体験談
うちの子どもは、急な音や大きな音に耐えられないので、運動会のピストルの音も苦手みたいです。(保護者)
うちの子どもが小1、小2のときは、ピストルの代わりに、娘の学年だけ笛にしてもらいました。(保護者)
小さいときから、運動会のピストルが苦痛で、耳を塞いだり、耳栓をしていないと耐えられませんでした。(当事者)
また所長・加藤路瑛の書籍『カビンくんとドンマちゃん』には、運動会にまつわるエピソード(エピソード10)も収録されています。ご興味のある方は、ぜひご覧ください。
学校に相談する際のポイント
運動会での聴覚過敏対策として、イヤーマフや耳栓、ノイズキャンセリングイヤホンなどの聴覚保護具を使用できるか、事前に確認すると安心です。
またピストルの音が苦手な場合、スタートの合図を笛に変更してもらうなど、学校側と話し合うことで対応してもらえるケースもあります。
感覚過敏について学校へ相談したい場合には、無料公開している「教育機関向け相談シート」をぜひご活用ください。
もし学校との相談に悩んだときは、感覚過敏の当事者や家族が集まるオンラインコミュニティ「かびんの森」をぜひご活用ください。可能な限り、力になりたいと思います。
おすすめの記事
ライター:いうと